中学選びや高校選びにおいて、「大学合格実績」は外すことができない指標である。
東京一工、旧帝大、医学部などはもちろん
早慶上理、MARCHなどの合格者数は必ず注目するはずだ。
国公立は一人1校しか合格できないから(例外あり)、
その人数を足し込んで「その高校で上から何番に入っていれば・・・」という予測はたちやすい。
問題なのは「私立大学」である。
一人何校、何学部も受験できるし、今は共通テストの結果だけを出すだけで合格ができるから
昔と比べると特にMARCHあたりの合格者数は跳ね上がってる感もある。
その数字を見ると、「まあ、最低でもその大学には行けるんだろうな」なんて思ってしまう人も少なからずいるのではないか。
では先ほどの「大宮高校」
各大学の現役合格者数と、現役での進学者数を書いてみたい。
数字は左から「現役合格者数」「現役進学者数」「その割合」である。
早稲田 79 31 39.2%
慶應 47 17 36.1%
上智 16 4 25%
東京理科 122 24 19.7%
明治 110 11 10%
青山学院 28 3 10.7%
立教 59 5 8.5%
中央 48 5 10.4%
法政 63 8 12.7%
さて、ここから何が見えるか
まず上記私立は国立大学を受験した子たちの「滑り止め」として受けられることが多い。
東京一工あたりを本気で受かりに行っている子たちは早慶にもかなりの確率で受かる。
もちろんそれなりに対策はしないとゲラおのように綺麗に落ちることも多いが笑
さらに加えて、「一人複数合格」ももちろんある。
そう考えると、「現役合格者数」という数字が実は「正直、何も分からず、何の指標にもならない」という感じがしてくるよね?
まあ、いずれにしても「上位3分の1」以内に入っていないと意味ないのだが・・・。