こんなデータを見つけた。
高校が発表する進学実績は、「延べ合格数」である。
つまり、
「早稲田10人合格!!」
と書いてあっても、文系トップの子が7学部に合格し、理系トップの子が3学部に合格すれば
それで「早稲田10人合格!!」となるのだ。
実際にはその高校から「2人」しか早稲田大学には進学しないのに。
その高校の卒業生が10人であり、
実際にはその2人だけが合格し、残りの8人が浪人したしても
卒業生10人、早稲田10人合格!
と書かれていれば、
その高校に進学したら100%早稲田に現役進学できる!
と思っちゃうよね。
これは数字のトリックだ。
ということで、上記サイトから
松江塾生が進学する高校の
現役での早稲田大学現役実合格者数を探してみた。
それだけだと現実味のない数字なので
1クラス40人として
クラスの中で何番くらいまでにいれば、現役で早稲田大学に進学できるのか
出してみた。
埼玉の子達は距離的な問題で慶應より早稲田を受ける。
だから早稲田のみで書いてみる。
卒業生 | 早稲田 | |
栄東 | 478 | 68 |
大宮 | 410 | 64 |
開智 | 564 | 56 |
大宮開成 | 470 | 29 |
川越 | 363 | 48 |
淑徳与野 | 353 | 25 |
市立浦和 | 320 | 30 |
川越女子 | 363 | 33 |
川越東 | 448 | 16 |
城北埼玉 | 217 | 8 |
西武文理 | 306 | 10 |
狭山ヶ丘 | 400 | 4 |
星野 | 871 | 5 |
城西川越 | 263 | 4 |
農大三 | 362 | 2 |
まず、卒業生と現役早稲田の実合格者数だ。
この順位は、早慶上理の総数順である。
さて、ここからデータを分析していこう。
朝日新聞からデータの提出を求められたが、高校側がデータを出さなかったのだろう。
次は「合格率」だ。
大宮 | 16 |
栄東 | 14 |
川越 | 13 |
開智 | 9.9 |
市立浦和 | 9.4 |
川越女子 | 9.1 |
淑徳与野 | 7.1 |
大宮開成 | 6.2 |
城北埼玉 | 3.7 |
川越東 | 3.6 |
西武文理 | 3.3 |
城西川越 | 1.5 |
狭山ヶ丘 | 1 |
星野 | 0.6 |
農大三 | 0.6 |
ふむ
今度は合格率の高い順に並べ変えてみた。
でもこれだと実感が湧かない
そこで最後。
40人クラスの中で、何番までが現役早稲田進学なのか。
大宮 | 6.24 |
栄東 | 5.69 |
川越 | 5.29 |
開智 | 3.97 |
市立浦和 | 3.75 |
川越女子 | 3.64 |
淑徳与野 | 2.83 |
大宮開成 | 2.47 |
城北埼玉 | 1.47 |
川越東 | 1.43 |
西武文理 | 1.31 |
城西川越 | 0.61 |
狭山ヶ丘 | 0.4 |
星野 | 0.23 |
農大三 | 0.22 |
リアルだー
これはかなりリアルな数字だー
川越高校なら、私大志望クラスの中で
5番以内
という数字・・・
これが現実だよ。
もちろん、この分析は国立大学を全く考慮してないからね
川越高校から現役で国立大学に進学した生徒は
115人
高校選びは本当に迷うが、
いろんな数字を見て、判断してもらいたい。
まあ
まず勉強を全力で頑張らなけば何も始まらないんだけどね。