昨日のプレの終了後
ある子が泣いた。
プレっ子の下の子、幼稚園児だ。
付き添いでお母さんと一緒に来ていたのだが
授業後のくじ引きを引きたくて泣いたのだ。
我が天使な奥様はこういう時、「ある明確な基準」を発動させる。
それは
「ワガママを感じたら絶対に通させない」
しかし
「そのワガママを我慢していたらさせてあげる」
という基準である。
この基準は絶対であり、ゲラおとなし子の子育て中でも、一度たりともブレた姿を見たことがない。
昨日もその基準が発動。
そしてこういう時、天使は必ず「超笑顔」なのだ。
目の前に泣き叫ぶ子がいても、満面の笑み。
「そっかー、嫌だよねー。我慢できるかなー?」
と言い、目の前で泣き叫ぶ子の涙をティッシュで拭いとりながら超笑顔。
30分は泣き叫んでいただろうか。
その間も一度たりとも笑顔は消えない。
手を変え品を変え、言葉を変えながら
その子の「我慢」と「覚悟」を引き出す。
そしてようやくその子は泣き止み、小さな我慢をし、天使の基準を満たし、くじ引きをゲット。
その後、その子達は帰り、僕と天使は塾を出た。
駐車場に向かう間、僕が言った。
「お疲れ様。大変だったねー」
と。
すると天使は相変わらずの満面の笑顔で言ったんだ。
「今日はあのまま3時間でも4時間でも5時間でも粘るつもりだった。泣き疲れて寝ても起こして我慢させるまで続けるつもりだった。あそこで折れたらあの子のためにならないから。」
うん
これだ。
ゲラおとなし子の時、何度も聞いた言葉。
子育てには、親の覚悟がどうしたって必要になる。
その覚悟は行動を伴わなければならない。
全ては「我が子のため」なのだ。
我が子のためなら、親はなんだってやれるんだ。
いや
やらなければならないんだ。
我が子のため
だからね。