昨日の夕食時、いつものように僕の前には天使な奥様が座り、その横にはなし子が座っていた。
なし子はすでに夕食を食べ終えており、パソコンの画面を見たり、スマホを弄ったりしていた。
そのなし子を見て、天使が言ったんだ。
「いいなー、なし子。白魚みたいな手をしてて。いかに家事をやってないかの証明だよねー」
するとなし子
「は?しらうお?魚?え?」
どうやら、褒め言葉として言われたことすら理解できなかったようだ。
「おー、白魚のような手って言葉を知らないのかー」
僕がそう言うと
「おん。しらんわ笑」
と答える大学0年生なし子。
このブログの中で、ずーっと一貫してなし子の語彙力のなさを書いてきたが
未だにその語彙力は貧弱なままである。
ずーっと疑問なのだが、なぜ真島家に生まれて語彙力が貧弱なのか。
家族4人の会話量は、その辺の一般的な4人家族と比較しても格段に多いはずだ。
僕は読み書きが大好きだし、我が天使は本の虫。ゲラおに関しては本こそ読まないが、国語力はモンスター級なのに。
なぜなし子だけが、極端に語彙力が足りてないのだろう。
夫婦で話していると、行きつく結論は同じ。
幼少期、ゲラおの返しがあまりに年齢を飛び越えていて、ついつい会話の中心にゲラおを引き摺り込んでいた。
その結果として、なし子はそこにいるだけになり、
僕ら3人の会話のレベルがなし子にとっては理解できないだけではなく、
そもそも面白みを感じられなかったのではないか、と。
人の会話に面白みを感じないのであれば
口から発せられる情報に期待も持てない。
結果、語彙の増強がなされなかったのではないか、と。
今、ゲラおは勉強で忙しく、なし子は暇になった。
最近天使がよく言う。
「なし子、最近面白いんだよねー♫」
ようやくここにきて、語彙力が追いつき始めたのかもしれない。
指が魚だということには納得がいかないようだけども笑