昨日は中1が数学のテストだった。
その後、僕は20分弱だけ話をした。
動画を撮りながらね。
まず、前回の中間テストで上位を取った子達のこと。
ホームページのトップにも載ってるやつね。
でも、ここに書いてある
1位
2位
3位
の大部分は中2、中3である。
「なんで君たち中1はそこまでトップ3が多くないと思う?君達が先輩たちに比べて劣っているわけじゃないし、頑張っていないわけじゃないんだよ。実はね…」
そんな感じで話は次のステップへ。
「俺ら塾の先生から見ててね、伸びない子はこんな感じなんだ」
そう言いながらホワイトボードに足し算の筆算を大きく書く。
そして、わかってない子はどんな感じで分かってないのか説明。
まあ、この辺は動画を見れば分かると思うので割愛。
で、そこから最後の本題へ。
まず、テストの100点というのは、3層構造になっている。
これ。
一番下の赤い部分はテストの40点分。
中身は「授業を聞く」「教科書を読む」ね。
次の青い部分は同じく40点分。
中身は「分かる」ね。
そして最上位の20点分が「覚える」
こんな感じで100点は構成されていると言っていい。
まず、授業を聞いて教科書を読む。
そして当然だが、その聞いたり読んだりした部分に「分かる」が乗っかる。
聞いてすぐに分かる場合もあれば、その時には分からないって状態もある。
しかし、間違いないのは、読んだり聞いたりしたことの上にしか「分かる」は乗っからない。
つまり、話の70%しか聞いてないのなら、
その時点で上に乗るもののMAXが決まる。
こうやって「分かる」が乗り、
その上にだけ「覚える」が乗るんだ。
これが「70点」というテスト結果の正体である。
ここで考えてもらいたい。
人の話を7割しか聞かない子。
そもそも勉強に対する意識は強くない。
その子が聞いたり読んだりした部分全てを「分かって」「覚える」だろうか。
多分、そんなことはないよね?
人の話を7割しか聞かない。
そこはMAX40点だから、
40×0.7=28
きっとその上の「分かる」は少し減って6割くらいとしよう。
40×0.6=24
この時点でMAX80点分の52点。
つまりマスターしておくべきことの65%しか頭の中に入っていない。
その状態でワークなどを反復しても、分からないまま繰り返す部分が大きくなる。
だから多分、4割くらいしかマスターできない。
すると
20×0.4=8
これらを全て足すと60点。
自分の子供が60点の答案を持って帰ってきた時、一体何が起きているのか、原因は何なのか。
分かるかな?
まさにこんな感じ。
今、松江塾では教科書音読を毎日やる仕組みになっている。
毎日教科書を読んでいるのに、点数ががっちり伸びてこない子が何人かいる。
その子は何が起きているのか。
これだ
たくさん読んでいることは間違いないのだが、
その上の「分かる」が極端に少ない。
だからワークの反復も得点として乗っかる部分がかなり少なくなる。
「分かってないのに繰り返す」
これは最高に時間の無駄。
本人は頑張っているつもりになるだけに、点数が低かった時の徒労感は半端ないよね。
まず、人の話をしっかり聞くこと
そして、教科書を隙間なく読むこと。
自分の頭を使って能動的に聞き、読む。
すると「分かる」「分からない」がしっかりと色分けされていくはずなんだ。
そしたら、分からない部分を聞く!
「あー!そういうことか!」
となるまで何度も何度も。
その状態になって初めてワークの反復が効果を発揮する。
超上位の子達はこの状態なんだよね。
みんな、めっちゃ質問してくるもんね。
今はLINEが主流だけどね。
最後に、テスト勉強をあまりしてないのにサクッと高得点を取ってくる子達、いるよね?
それも動画で話したけどさ。
その子達はこれ
実は授業をしっかり聞いているんだ。
真面目な感じじゃなく、「人が前で話してたら自然と聞いてしまう」ということが身体に染み込んでるんだ。
これは親の力が大きかったのかもね。
我が子がこちらを見て聞いてなかったら、「聞いてる?」「目で聞きなさい」こういうことを躾としてやってきたんだろうね。
だから、自然と理解してしまう。
結果的にテスト勉強しなくても80%くらいはとれてしまう。
チョロっとワークを解いて90点。
何が大事か、分かるよね?
って話を20分弱で。
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