覚えて!
と言ったところで、覚えてくれない子はいる。
覚えようともしない子もいる。
だから、
覚える仕組みを用意する。
すると、覚えてくれる子は増える。
しかし
その子達は
仕組みがないと自分から覚えようとしない力が伸びてしまう。
人は
繰り返したことの力だけが伸びていくからね。
ここが塾としてのジレンマである。
短期的に伸ばすための仕組みが
その生徒から長期的な伸びの可能性を奪ってしまう。
最悪の場合、その意欲さえ奪ってしまうことにもなる。
短期的な伸びの連続で
望む高校に合格することは可能かもしれない。
しかし
そのあとは最悪なことにもなってしまう。
この匙加減、舵取り
本当に難しいと痛感する。
高校に受かったら、
はい!さよなら!
あとは頑張ってね!
っていう塾に戻りたいと思ったことは
数えきれないよ。
でも
戻らないけどね。