頭の回転が速い
この言葉について、考えたことがあるだろうか
頭が良い
という意味で何となく使っている人も多いはずだが
回転
ということから考えて、「前に進む」「次へ」というイメージが元になっていると思うんだ。
何か一つの情報からの連想のようなものか。
次々と世界を前に進めて新たな着想に繋がる
それを言語化された人は、
ああ、この人はどんどん考えを繋げていくなー
とか思う。
これをもって「頭の回転」が「速い」と評するのか。
ではこの「何か一つの情報」から「新たな着想」にシフトしていく一連の流れ
これの元になっているものは何か。
語彙
ではないか。
自分に向けられた周りからの言葉
その言葉を知っていればそれは自分のアンテナに引っかかる。
そのアンテナこそ、自分の思考を動かす歯車の「歯」ではないか。
人は
特に子供は、自分の知らない言葉を華麗にスルーしていく。
知ってる言葉だけに反応して、自分の答えたい部分だけに答える。
よくよく目を向けると、こちらの聞いたことに答えずにその周辺部分で自分の言いたいことだけを答えたりする。
子「見て!これ拾ったんだよ!」
親「へー、どこでピックアップしたの?」
子「可愛くない?貰っていい?」
親「んー、いいよ。」
子「やったー!」
こんな感じ。
ピックアップ
という言葉は子供のアンテナに引っかからなかったわけだ。
それでも親としては、子供の意識がその拾ったものに向けられていることを優先し、会話を続けてしまう。
こういうことは日常的に行われてるよね?
自分の回したいように「だけ」思考を前に進める。
これを許していると、外部からの情報で自分の意識を掘り起こし思考する習慣が身に付かなくなる。
ここに「勉強に強い子」「弱い子」の差が生まれると思うんだ。
とても大事なことだと思うよ。
今日の通勤時は、そのことを少し自分の子供に当てはめて考えてみて。
外部からの言語化された情報に対してのレスポンス
これが早いか、遅いか
あるか、ないか
華麗にスルーするか
それどういう意味?
と食いついてくるか
「賢さの理由」に迫る核心部分である。