なぜだろう。
今だに根強く存在するこの意見。
一般受験は確かに高倍率。
しかも、私立なら科目が少ない分、それだけ細かく深い知識が大量に必要とされる。
それに対し、指定校推薦は学校の定期テストで決まる評定平均で通過ができる。
一般入試では手の届かないレベルの大学にも
学校の定期テストを頑張れば受かるのである。
一般はキツい
でも、指定校推薦なら楽に実力を超える大学に進学できる!
という安直な思い込み…
言っても良いですか?
毒吐きますよ?
指定校推薦の方が楽とか、頭大丈夫ですか?
指定校推薦で求められるのは、5教科だけじゃなく実技教科も含めた評定平均だよ?
それで4.3とか4.5とかの数字を叩き出すのに
一体どれだけの努力が必要だか分かる?
高1の最初の最初の最初からよ?
図式化してみようか?
青が指定校推薦の努力量、赤が一般受験の努力量ね。
一般受験は受験科目の3科目だけのイメージね。
一般入試組は指定校推薦組の子達を
「楽しやがって」
「高3の夏以降、人が頑張ってるところで遊んでやがる」
とか言うけどね
結果的に指定校推薦で難関大に進学して行く子達は
一般入試組の子達が遊んだり部活に全振りしてる高1の最初の最初から
1科目も手を抜かずに頑張ってたんだよ?
ねえ
どっちが楽なの?
ってことよね?
そりゃね、一般入試組の最後の頑張りは半端ないのは分かるよ。
受かるか落ちるかの瀬戸際で精神的にも時間的にも体力的にも追い込まれるんだから。
でも、多分だけど
3年間の努力の総量は、指定校推薦組の方が上
いや
かなり上だと思う。
そして題名に書いたように、
一般入試は大変だから指定校推薦で、と言っちゃう人達。
大変だから回避、という考え方自体がダメ。
だって、そう言う子達は常にいつでも「大変だから嫌」というスタンスから抜けきらない。
そうするとね、高1の時は明らかに指定校推薦組の子達が大変で、一般入試に決めてる子達は楽そうに見えるんだよ。
もう分かるよね?
つまり
大変そうだから、という判断で選んじゃダメだってこと。
どっちにしても失敗するから。
それにね、指定校推薦狙いでガチで高1から頑張ってる子達は、
いざ途中から一般入試に切り替えたとしても
結果的に同じレベルの大学には行けちゃうよ?
まあ、切り替えの時期にもよるけどね。
それだけコツコツと努力ができる子達なんだから。
だから、「楽だから」「厳しいから」という理由で道を選ぶんじゃなくて
どっちにしても自分の足で前に進むことだけ考えて行動に移れるようになっておかないといけないよねって話ね。