昨日の夜、なぜ真島家では大きな反抗期がなかったのか、という話になった。
ゲラおは自室で何かをやっていて、
なし子も自室でテスト勉強という名の余暇時間を過ごしていた。
だから1階のリビングダイニングには僕と我が天使な奥様だけ。
子供達に気を使うこともなく、いろんな話ができた。
奥様曰く
「私の腕力も要因かも。」
我が天使、スタイルは結婚前と全く変わっていない。
身長も体重も。
さらには体脂肪率も。
数字を公表すると怒られるので書かないが、
それでも何かしらのスポーツをしている女子アスリートと同じくらいの体脂肪率である。
彼女は東京は板橋区の育ち。
中学までね。
幼少期はほぼ「塀の上」で遊んでいたそうだ。
都内の住宅が密集した地域では、家と家の間にブロック塀があり、
そこの上だけを走り、家の近所ならどこでも行けたと豪語する。
僅かな足がかりを利用し、ヒョイと塀の上に上り
信じられないくらいの速さで塀の上を走る。
バランスをとりながらソロソロと、ではなく
普通にダッシュができたそうだ。
そのためか、中学時代は茶道部なのに陸上の都大会に出るという偉業を達成。
笑
そんな我が天使。
ゲラおとなし子が幼児期は、ちょうど松江塾が忙しくなり始めた時と重なり
1人で買い物に行く時も多かった。
当時は駅から歩いて10分くらいのアパートに住んでいたのだが、
まだ車の免許もない奥様は、2人を自転車の前と後ろに乗せたり、
なし子をベビーカーに乗せてゲラおと手を繋いでスーパーまで行っていたのだ。
しかし・・・
何度も書いているが
我が息子、ゲラおは一度泣いたら5時間とか泣き止まないモンスター。
疲れて寝る、とかもない。
おお・・・
おぞましい記憶がよみがえる笑
想像してみてね。
自転車の前になし子、後ろにゲラお。
自転車の前かごに野菜がごろごろと入ったビニール袋
右のハンドルと左のハンドルにもビニール袋。
子連れ買い物主婦のフルスペックの装備だ。
当然、その状態で自転車は漕げない。
押して歩くことになる。
しかし
その瞬間が訪れようとしている。
ゲラおの様子がおかしい。
5
何やら周りを見渡す2歳児
4
どうやら自分の家ではないことに気づく
3
モゾモゾと自分の体勢を整えようとする
2
ベルトで固定されているため、好きな体勢になれない
1
さあ、きた。ゲラおのフィーバータイムだ。
GO !!!!!
「うぎゃああああああああああああ!!!!!!!!うわー〜ーん!!!!」
体の全筋肉を使い、後ろにそっくり返る。
ベルトで固定された下半身に反動をつけて、上半身を前後左右にぶん回しまくる
「うらああぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!んごぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
声にならない声をありったけの肺活量を注ぎ込んで出しまくる2歳児。
自転車は大きく揺れ、その力がハンドルにかけたビニール袋に伝わる。
ユッサユッサ
なし子は焦点の定まらない目をして右手の親指を加えている。
全身のどこにも力を入れないなし子は、僅かな揺れで自転車から落ちる。
我が天使はそれを必死で食い止める。
家までまだ500メートルはあるだろうか・・・。
いよいよゲラおの上半身左右ぶん回し攻撃が威力を増してくる。
このままだとゲラおが落ちる
そう判断した奥様は、ベルトを外し、ゲラおを右手で抱える。
もちろん、泣き叫び、鮮魚のようにビチビチと動くゲラおはおさまらない。
左手一本で自転車を支えながら、家へとゆっくり歩く奥様。
「あの時は本当に本当に泣きそうだった」
今もその話になる時があるが、
あの日々が、元々の身体能力が高い奥様の腕力をさらに鍛え上げたことは
もう疑う余地がない。
そのせいか、
我が奥様は子供達2人に腕力で負けたことはない。
少なくとも、ゲラおが中2くらいになるまでは
確実に腕力で抑えつけることができていた。
「○○○○○!?○○!○○○ぞ!○○○」←イメージ保護のために自主規制
そんな言葉と共に、本当に腕力で抑えつける奥様。
その圧倒的腕力と思い切りが
ゲラおとなし子の体と脳に染みついているんだと思う。
んん?
ちょっと書きたいこととズレたような気もするが・・・
まあ、いいだろう♫