長年のブログ読者なら
真島家の子育てがわりと成功してるってことはご存知だろう。
学歴はもちろんだが、性格やコミュ力もなかなかに強い子に育ってくれた。
ゲラおはすでに社会人で悠々自適
なし子も
「そんなに大変ならオレが手伝ってやるかぁ!」
と決断してくれたので心強い。
ここまで来るのに、もちろん2人とも松江っ子ということは言っておきたい!(ドヤッ!)
だが、そんなものは表層の一部分にすぎず
2人をここまでスクスクと育てたのは他でもない
我が天使な奥様の鬼の前頭葉
である!
前頭葉、つまり「忍耐力」である。
我が天使な奥様は
「もう知らん!」
「勝手にしろ!」
というタイミングが永遠に来ない。
つまり
本当の意味でキレないのだ。
言葉上はキレるときはあるよ。
でも、手を引かないんだ。
絶対に。
これはもう、絶対に。
やるべきことは絶対になる。
やらせる。
もう、絶対に引かない。
なんでそんなに忍耐力があるのか
おそらく、このポンコツな僕と30年近く一緒にいるからだろうか笑
例えば最近、天使な奥様がワンコ達のトリミングをしているのだが
ティラがとにかく手の先の毛を切られたがらないんだ。
サッ
と手を引く
力いっぱい掴むと痛くて可哀想、ということで軽く掴んで切ろうとする天使
サッと手を引くティラ
「ね、ゴーにゃん、ティラの手を抑えててくれる?」
と頼まれて僕が掴む
サッと手を引くティラ
また掴む僕
サッと手を引くティラ
そんなことが20回ほど続くと僕は「もうトリミング頼んだら?」と言ってしまう。
すると天使は
「大丈夫だよ、そのうち慣れるよ。ね?ティラちゃん!」
と言って一人でティラの手を掴む
サッと手を引くティラ
僕はもう12時を回ると眠くなるのでふらふらと2階に上がる。
翌日、起きてきた天使が一言。
「見てー。昨日3時までかかって右手だけしか終わらなかったー」
と言う。
確かに右手の毛だけ妙に綺麗にカットされてる。
ああ、そうだ。
この鬼の我慢力と継続力
これはそのまま当時、ゲラおとなし子の家庭生活や家庭学習に向けられていたよな、と。
やるべきことはぜったいにやる。
「もう知らない!」
と言っても手は止めない。
分かるまで教える
10回、100回
なんてレベルじゃなく、だ。
子供達は自然と気づいたはずなんだ。
「ああ、この人は絶対に諦めないんだ」
と。
だから何を言っても無駄
言い訳しても無駄
ズルしても無駄
己の力でやれるようになるまでは
絶対にその手は止まらないんだ、と。
先日、旧宅の荷物を整理していたら
小さいサッカーシューズが入ったビニール袋が出てきた。
なんで?と思って袋を開けると、そのシューズにテープで止めた一枚の紙が。
何か書いてある。
「1ヶ月でリフティング1000回達成!」
そんなような文字だった。
何回かブログにも書いたはず。
10回くらいしかできなかったリフティング。
チームのコーチから連続1000回できなければ退団だ!
と言われ、みんな頑張り始めた。
天使は2階の一室を空っぽにして、そこにマットを引いて室内専用にしたそのシューズを履かせてリフティング練習を開始。
明るいうちは外で。
暗くなってからは室内で。
小4だったかな、当時。
ずっと見守り、家事で離れる時はiPadで録画して。
その達成の瞬間を見逃さないように。
子供がサッカーをやってる人なら、リフティング連続1000回がどれくらい大変か
分かるよね?
それを1ヶ月で達成させる鬼前頭葉
諦めない
必ず達成する
その執念
子育てにおいて何が大切か
いろいろあるよ
でもその中に間違いなく
しかも真ん中の方には
母親の前頭葉
はあると思う。