昨日の中3
美味しくいただく国語
で読み込んできた渋幕の論説文、その問題を解く時間にした。
時間割的に中3文系は3コマ目だ。
なかなかに頭も疲れている時間帯だっただろう。
論説文の内容はジェンダー論だ。
しかも、かなり癖の強い展開の。
これまでの約1週間で、途中何回か英語を挟んだがじっくりと読み込んできた。
おそらくこれまでの人生の中で、ここまで「ジェンダー」というものについて深く考えたことなどなかっただろう。
そもそも「性自認」が内的本質から始まるのか、外的外圧から形成されていくのか
なんて情報や思考は、頭の片隅にもなかっただろう。
でも、美味しくいた国語を通して
そういう考え方自体を学び、そこに「トラブル」「本物など存在しない」なんていう他の論理展開をも織り交ぜながら進む文脈を必死で辿った。
そして、
クソほどに長い選択肢…
笑
僕も一緒に解いたけど、
「こりゃー脳みそ燃える子もいるだろうな」
解き終わってからみんなの方を見ると
教室もオンラインも
「思考が途切れずに没入する静寂」
がそこにあるではないか。
今年の中3、平均的に学力はかなり高い子達だが
国語が苦手、という子達も多い。
そういう子達は、あのレベルの文章と問題を前にすると
ほぼ確実に「思考停止」になる。
今回の渋幕の問題ならまず確実に脳と目が止まるはずなんだ。
でもね
昨日は違った。
その前にやった開成の問題でもそうだった。
目が生き続けている
んだよね。
そうだなー
イメージとすれば、
なんかあと少しで解けそうな図形の角度を求める問題
それを解いてる時の顔、に近いかな。
分かる?
ここが○度だから、三角形の内角から…
なんて考えながらコネコネいろんなところに角度を書き込んでいく感じ
分かるよね?
あの感じなのよ。
選択肢を必死で読み込んだり、本文の方を読み直したり。
国語が得意な子や好きなのなら当たり前にやれてること
でも、苦手な子や嫌いな子は
「分かんねぇ」
「んー、まあこれかな…」
くらいで適当に答えを書いたり諦めたりするよね?
でも、そういう感じが消えたんだよ。
僕は教室をウロウロし、みんなの答えをチラチラと見た。
そしたらね
結構できてんのよ
ええ
できてる。
渋幕?どんなもんなの?
って思うなら、書店で見てみたらいいよ。
去年の入試、売ってるはずだから。
初見だと、「んんんん?」ってなるよ笑
日頃からよほどにそういう文や問題、内容に触れてる人なら神経とがらして読めるとは思うけどね。
でも、あれと小説、古文とかを合わせて60分で読み込み、解ききるのは大変だと思うよ。
って、松江っ子達には伝えたけどね
でもいい練習になったはず。
特に記述問題はガッツリ取り組んだ部分の内容だったから、かなーり書けたよね。
さーて
次は慶應あたりの文を
美味しくいただく
としようかな。
あー、国語って
楽しい🎵
まだ9月。
ここからまだまだ続くよ。
難関私立高校の問題を
どんどん美味しくいただいて、頭を耕していこう🎵