受験って、図にするとこれ。
中学受験なら
公立高校受験なら
平均ゾーンに一番多く人数がいて、赤い線が合格のボーダーライン。
ここからは公立高校受験で考えていくよ。
入試が終わると、
こうなる。
この段階で「良かった!合格だ!」
と喜ぶ。
その時点で頭の中にあるのは
「自分(我が子)はそのレベルにあると認められた」
と、自分(我が子)の能力に対する自信と安堵であろう。
と同時に、その高校からイメージできる「大学」を思い描き、
なんなら「よし、その大学にも行ける」とまで思う。
「この高校に受かったということは東大だ!」
とかね。
でも、前から言っている通り、そのイメージ通りに行けるのは
その高校の上位3分の1だけ。
かけた時間と労力とお金に見合うっていう観点からってことね。
でも「受かった」という状況がこの現実を忘れさせてしまうんだ。
だから、その現実を視覚的に捉えられるようにしてみたい。
まず、合格か不合格かはこれね。
これは確かに明確な「ライン」で切られるが
それは能力や学力ではなく、
たまたまその日のその問題でその点数を取れたっていうだけ。
東大だって、同じメンバーで別問題を解いたら3人に1人は合格者が入れ替わるって
聞いたことあるよね?
それくらいボーダー付近はギリギリの勝負なんだ。
そして高校入学。
そこから学ぶことは、中学とは別物。
全くの別物。
一通り料理の基本を学び、料理のレパートリーも増えた子達が
無人島に連れて行かれてある程度の道具を手渡されて
「はい、何か夕食作って」
って言われるような
そんな感じ。
海には魚がたくさんいるし、野山に野菜や果物もあるだろう。
でも、自分でそれを集めてこいって?そりゃ道具はあるけど…
みたいな感じ。
となると、入学して数週間経つと
こうなる。
この段階で、高校受験を「お膳立て」「やらされて」勉強してきた子達はあっという間に下位に行く。
もう、切なくなるくらい全速力で下位に行くんだ。
そして、それがそのまま進んでいく大学へとつながっていく。
その学校に入り、その先の進路が「見合う」のは
上位3分の1。
これが現実。
大事なことは何?
2つあるよね?
まず、入ってから「だけ」が大事ってこと。
そして、その「入ってからの努力」は
自分の意思と力でやり抜かないといけないこと。
これなんだよね。