この記事をお読みの方々
お近くの「偏差値60」の高校をイメージしてもらいたい。
なるべく具体的に。
自分の中学時代や高校時代を振り返ってもらっても構わない。
さて
そんな偏差値60の高校
っていうか、偏差値60って
世の中の「上位15 %前後」って位置だから、
おそらくクラスの中でも「勉強できるよね」って言われる層の子達が行く高校ってわけだよね。
でも、実際に進学実績を調べてみると、思ったよりも難関大学の合格者は多くないと思わない?
そうなのよ。
多くないよの。
いや、少ないのよ。
特に難関国立大学なんて、数えるくらいしか合格していない。
何故だろうか。
僕は「3つ」理由があると思っている。
それをコツコツと書いてみたい。
①そもそも高校入学までの基礎基本が抜け落ちている。
これは英語なんかに顕著に出る。
偏差値60って、実際には英文法の土台がスカスカって場合が多いんだ。
単語?
いやいや、少なくとも高校受験の段階では、実は単語力っていうのはそれほど求められないんだ。
実際に英語偏差値60前後の子達って、土台がスッカスカだから。
例えばそうだな・・・
「私が昨日駅で会ったその男性は、今そこで納豆を食べている」
なんていう基本的な文章を英訳できないからね。
もうね、「あ、惜しい!」とかのレベルじゃなく、
全くできないんだ。
もう、グチャグチャ。
基礎からしっかりやってない状態で高校に行き、それでも「偏差値60」のプライドからか、
いきなり高校英文法のど真ん中に放り込まれる・・・
そりゃ一瞬で爆死だよね。
②中学時代にプライドだけは形成される
さっきも書いたけど、偏差値60は学年上位15%前後だ。
きっと定期テストも450点あたりを何回か超えたこともあったのでは?
となると、学年の85%は自分よりも下だ。
そうなると、当然のように「自信」だけは持つようになる。
それはそれで悪いことではないよ。
むしろ必要なことではある。
でも、その「自信」が故に、①でも書いたことと繋がるように
「俺はできる」「私は大丈夫」って思いがち。
本当はスカスカなのにね。
③入ってからの幅の広がりがマジでデカい。
偏差値60前後の高校って、その後の進路選択において
全偏差値帯の中で最も幅が大きくなりやすいんだ。
トップのトップはギリギリ国立、もしくは早慶も出る。
でも下位の下位は浪人でもなく、妥協した私立大学でもなく、
専門学校進学もかなりいる。
それを否定はしないけど、少なくとも中学の勉強で「学年上位15%」にいた子達だよ?
でもね、
これも①や②とリンクするんだけど、
プライド高いのに基礎が弱い子は、実際には高校入学後、かなり早い段階で
「あ、勉強無理かも」
って思いがちなんだ。
そうなるとね、もう選択肢として「大学そのもの」が消えちゃうんだろうね。
その全ての始まりは・・・
基礎をしっかりやれ!!!
ってことね。