増えてきたね。
気になる質問がいくつかあったから、それについて書いておこう。
①すでに学校に居残って自学する習慣がついている子にとって、川越BASEに入るメリットはあるのか。
→なし。
これはもう本当に「素晴らしい」の一言。現高校部にもそのタイプの子(浦高生)もいるからね。
「場の力」「仕組みの力」は自学には不可欠。
特に高校生にとっては。ただ多くの子にとって「場」がないのが一般的なんだよね。
予備校の自習室だって指定席じゃないから。
「席取り」が目的化しちゃってる子も多いしね。
さらに「場の空気」を作り上げる子達の質も大きい。
でもこれが学校というのなら、どちらもクリアできてるからね。
ただ、それで望む結果が出せていないのなら、おそらく松江塾本科上がりの子達と比べて「何か」が違うはずなんだ。
それはその時にまた相談してもらいたいと思う。
②高校生になって、自学力のある子とない子、決定的な違いは何か。
→親がどれくらい前に出てくるか。
この質問は高校生本人からの問い合わせ。なかなか逞しい♫
で、あらためて考えてみた。前提として、川越BASEが対象としている層に絞ってね。
というのも、去年松江塾本科から川越BASEの対象となる指定校もしくは指定校コース、つまり偏差値65以上のところに進学した子達はちょうど70%だ。
もちろん、それ以外の高校に進学した子達にもぶっとい自学力が身についてる子もいるけど、そこまでじゃないって子達もいるから。
だから、その70%の子達と、過去に無料オンラインに入ったけど継続しなかった子達を比較して考えてみた。
そもそも無料オンライン高校部への参加条件は、「毎年コンスタントに東大合格者を出している高校に在籍していること」だったから、この比較は大いに有用だと考えたんだ。
そもそもどちらも高偏差値帯に通う子達だから、おそらくほとんどの人には差が分からないと思う。
親からしてもその差は無いに等しいだろう。
僕も最初はその差を見出せなかった。
でも、よくよく思い出してみたら、あったんだよね。決定的な差が。
違いは、生徒じゃなくて、「親」にあった。
あのね
どちらにしたって保護者の方々とやりとりはあるじゃない?
特にオンラインの子達は最初が必ず親だから。
続く子と、続かない子
つまり
自学力がある子と、ない子
その両者の親の違いは
「子供に到達してもらいたいゴール(学年順位や大学名)を枕詞のように言うか言わないか」
これだ。
目標を持つことは悪いことじゃないし、むしろ必要なことだと思うんだ。
でも、僕にそれを頻繁に言うってことは
「親の望むゴール」がガチガチに頭の中にあって、それがあるが故に今の我が子は「そこに足りてない存在」としてしか見えてないってことよね。
それはきっと日常生活の中でも子供に向けて発せられてるはずなんだ。
大学受験の世界では、もはや定説中の定説である、「親が口出しする子は絶対に成功しない」
まさにこれね。
こう書くと、
「だって、やらないから口を出すんですけど…」
って思うじゃん?
そりゃゲラおとなし子にだって、口出しはしたよ?自学できる環境に車で送迎したりもしたし。
でも
「それじゃ○○大学に行けないよ?」
なんて一言も言ったことはない。
ゲラおが「東大じゃなくて一橋にするわ」って言ったのなんて、高3の秋だし笑
夏ごろから「大学、どこ受けんの?」って聞いても
「んー、まだ決めてないけど、そのうち決めるよ」
くらいしか言ってなかったし。
我が天使な奥様も「二浪とかしたらウケる笑」くらいで流してたしね。
なし子に関しては
「マジで有名なところならどこでもいい。」
だけでノー勉大学受験だったし。
自学力の有無は、つまるところ「子供自身の能動性」による。
親が子供の目的に侵食していくと、子供の能動性は確実に減っていく。
一番最悪なのは、親を安心納得させたいがゆえに
「○○大学に行きたい!」
って子供に言わせるまで詰める親。
それを聞いて安心したいんだろうけど、そう言う子は100%親を安心させて今の修羅場をやり過ごすことしか考えないからね。
浮気した旦那が「もうしません」って萎れた態度で言うのと同じ。
それでやり過ごせれば自分の勝ち。
もうね、そういうほうに思考が行くと
逃げ
逃げ
逃げ
の連続になるんだよね。
大学受験は100%子供のもの
親が我が子に行ってもらいたい大学なんて
親が思うことは無駄ではなく
子供を腐らせる害悪でしかない
旦那さんがあなたに
「松嶋菜々子みたいになってほしい」
と言ってきて、松嶋菜々子が使ってる化粧品を買い揃え、
「ほら、これ使ってごらん」
とか言ってきたらどう?
で、スッピンノーメイクでいたら
「松嶋菜々子になりたくないのか?」
って、不機嫌極まりない状態になって暴れたら
そりゃとりあえず口から出るよね
「松嶋菜々子みたいになりたい」
って。
そしたら旦那は落ち着いて
「そーだろー?松嶋菜々子みたいに綺麗になれば人生楽しいもんね!」
って安心した顔になる…。
周りが望む目標を持つと、子供は少なからずこんな状況に陥るってことだと思うんだ。
話が逸れた
子供の気持ちになって考えてみようか。
親から自分に向けられる視線は常に
「お前はまだ目標に全然届いてない。もう、心配でしかない。大丈夫なの?ねえ、大丈夫なの?もっとやったら?目標に届いてないんだし。そもそもその目標、自分で言ったのよね?そうよね?自分で口にした目標なのよね?」
という力に満ち満ちてるわけよ。
「いや、その目標、そう言わないとあんたが納得しなそうだからだよ?」
って言いたいのにね。
長くなったね。
親はもう「何も言わない」が正解。
YouTubeで教育系の人がやってるやつをチョロっと検索すると、もうズラズラ出てくるよ。
みんな同じこと言ってるから。
今、オンライン高校部にも残ってる子は3人いて(3人しかいない…)、みんな例外なく自学力モンスターだ。
毎日の音読提出と勉強時間報告。
これをかっちり継続し続けている。
当初はそれほど上位じゃなかった子も、着実に校内順位を上げてきて、そろそろ上位二桁に入るってところまできた。
でもその3人の保護者の方々
まー、出てこない出てこない笑
たまーにLINEがくる人もいるけど、勉強の話になんて1ミリもならない。
引っ越ししたって報告だっかな?笑
自分で取り組める子だから親が何も言う必要がないと思う?
違うよ
その逆
親が何も言わないから子供は自分でやるようになったんだよ。
当然、幼少期には全く違ったと思うよ?
しっかりと学習目標を立てて、学習管理をして
できていないといけないものはキッチリできるまでやらせ、
特に数字など、「目で見て」他の子と比べられるようなものに対しては全力でサポート。
でもそれは親の願う目標と今の我が子との差を埋めるためじゃなくて、
ただただ今の我が子だけを見てサポート。
そういうことを積み重ねて我が子の学力の土台ができ、子供は勉強に関してプライドポイントを形成。
そこからはもう、手放しで自走を見守る。
そういう感じだったんだろうね。
なんか、話がまとまった?まとまらなかった?
まあいいか。
とりあえず考えるがまま書いてみた。
③川越BASEはいつ頃開校予定か
→スムーズにテナント契約が進み、備品等の搬入が終われば7月くらい。
④事前体験は可能か
→可能。ただし先々、座席が埋まってしまったら不可。