中3あたりから入塾してくる子で、びっくりするくらい国文法が分かってない子がたまにいる。
偏差値や定期テストの点からはあまりにもかけ離れている理解度
おおっ!マジかっ!
ってなる時があるんだよね。
もちろん、言わないけどね。
これ、原因は2つある。
まず一つ目は、国語の学習の中で文法が飛び飛びに出てくるってことね。
中1で分節分けやって、文の成分
その時に単語分けまでやって
その後しばらくして品詞の識別
まずは自立語だけ。
そして中3で付属語に。
この、長い期間に渡って少しずつ学ぶように設定されたカリキュラム。
これが「文法って何?」という状態を作り出してしまう。
そして二つ目は、「文法の全体像が見えていない」ってことね。
これに関して、先日の中1の授業で
サッカー選手
に例えて説明をした。
これ
目の前にサッカー選手が一人いる。
その選手を「試合の中」で見る時、
どういうポジションで、どういうプレーをして、
いつアシストしたのか、
いつ得点を決めたのか
そういうものを見る。
かたやその選手、
名前は?
出身は?
身長や体重は?
イケメンか?
結婚してるのか?
などなど、その選手のプロフィールを調べたりする時。
この「サッカー選手」を二つの側面から捉えるっていうのが
国文法の全体像なんだ。
そしてそのスタートが
前者:文節に分ける
後者:単語に分ける
これなんだよね。
そして実際の授業をやると分かるけど、
中学生はこれらが曖昧なまま
文の成分
品詞の識別
を学び始めるんだ。
そりゃー、ぐちゃぐちゃになるよねー