人の口から発せられる言葉
それは口から出て、空中を通って相手の耳に入る。
そこから脳みそに届き、
情報が伝わると同時にその言葉は役目を終える。
録音でもしない限り、その言葉は二度と聞くことはできない。
時間にして数秒で消えてしまう言葉。
何という速さで鮮度が落ちていくのだろう。
それは相手の頭の中に入ったからといって変わりはない。
頭という間に鮮度の劣化は始まっていく。
そう考えると、
その言葉は「場所」と「タイミング」が肝になるということだろう。
適切な場所で、「今この言葉が大事!」と思った瞬間に言葉を発して相手に届ける。
そうじゃなきゃ、言葉は相手の頭の中であっという間に劣化してしまうのだ。
よく、「言っても直らない」なんて言葉を聞くが
おそらくその大半が「家で学校や塾での勉強のことについて」話すのではないだろうか。
もうお分かりだろう。
そもそも、無理なのだ。
勉強に関する言葉が一番新鮮な状態で効き目を発するのは、「勉強をする場」であり、その瞬間なのだから。
家はリラックスして英気を養う場所である。
その場所に適した新鮮な言葉は何か。
少し考えれば分かるはず。
勉強に関しては、塾で鬼のようにたっぷりと浴びせるからね。
だから大丈夫ですよ。
家では家で効果のある言葉かけを。