それは、最も確実な「知識の脳内通過」だからである。
テレビは考え事をしながらでも見ていられる。
実際には脳内に何も入ってこなくても、だ。
これは黙読も同じ。
でも
音読は違う。
そこに書いてある文字がなんていう文字なのかを識別しないと声に出せない。
だから確実に頭を使う。
そして次
語彙が増える。
これは言うまでもないだろう。
これ はいうま でもな いだ ろう
と、意味に関係なく切って読む子はいないだろう。
親も聞いてるわけだし。
言うまでもない
なんていう、日常会話で出てこないフレーズも手に入る。
毎日同じ文を繰り返し音読するわけだから、まず何かしらの知識は確実に蓄積されていく。
そして忍耐力だ。
毎日必ず音読。
誰だって面倒くさい。
でも、やる。
これは子供の前頭葉を確実に発達させる。
音読は
百害あって一利なし
の真逆なのである。