ふむ
何か書きたいことが生まれた時、
僕は無意識に視点の焦点を外す。
空中をどこということもなく見つめる
多分、何も見ていない
頭の中で、書きたいことの真ん中を探す
そして、その真ん中に閉じ込めてある言葉一つだけを取り出す
「うざっ」
だったとしよう。
記事のど真ん中のワードだ。
その「うざっ」をありとあらゆる角度から見てみる。
その時
誰に見て欲しいか
を模索する。
具体的な人じゃないことのほうが多い。
こういう人もいるだろうな
という想像。
そして
その人の肩に手を当てて、
一緒にその「うざっ」を見る。
ウザイよね
うんうん
そりゃウザイさ
あー、ウザイ
そう言って、その人に語りかける
その人は本気でウザがっているから
こっちも本気で共感する
何がウザイの？
どうしてウザい？
んで、何がしたいの？
そう聞きながら言葉にしていく。
自分の中にある上から下まで
その時に出したい言葉と
出したくない言葉も必ずセットにして。
そうだな…
そっと優しく私を殺して
とか
大嫌いだけど泣きたくなるほど好き
とか
そういう感じ。
笑いも感動も
言葉が人の心を揺さぶるときには
必ず「ズレ」と「間」がある。
僕の授業はまさにそれを駆使しまくってる。
意図的なのか
自然なのかも
もう分からない
それくらいながーくやってるからね。
そんなズレと間
そこに生まれる不思議なリズム
それがクセになるんだと思う。
僕が書いていてクセになるくらいだから
きっと同じようにクセになる人もいるはずなんだ。
そんな感じかなぁ。
