初めてだった。
直接塾経営者から文句を言われたのは。
それまでもブログやtwitterなどではあったが
後にも先にもあれだけ。
ブログとは真逆の神経質そうな言葉選び
想像とは真逆の高い声、早口。
僕はこれからの個人塾としてどう頑張っていけばいいのか、みたいな考えを伝えたと記憶しているが
それと同時に何か嫌なものを感じたんだ。
「この人に負けてはならぬ」
と。
僕の勘みたいなものだろう。
ただ、僕にはこの業界で武器になるような大手塾の教室長経験とか、授業研修を受けた経験などがない。
全て自分の中から生み出されるものしか頼れない。
そしてコロナ禍が来た。
僕は必死だった。
もちろん、生徒達の学びを止めたくない、という気持ちが第一だったし、
普通にやってたら松江塾が潰れる
その思いも強かった。
でも何よりも耳にこびりついて離れないあの「声」が僕を奮い立たせた。
あの一本の電話がなかったら
納豆英文法も生まれなかったことは間違いない。