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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

子供が生まれた瞬間に親が手にするものとは何か

 

最初に答えを書いておく。

 

 

これはもう当時、我が天使な奥様が常々口にしていた言葉だから、

 

忘れようにも忘れることはない。

 

それは

 

「この子を死なせてはならないという不安」

 

 

てある。

 

 

つまり親になった瞬間、「責任」なんて言葉に置き換わってしまうが

 

 

実際のところは「特大の不安」なのではないか。

 

 

 

子供を産むまでに、人間としてほぼある程度のことは経験し、予測も立つようになった。

 

 

しかし、そんな自分に突如として訪れる、

 

 

「何これ何も分からない。どうしたらいいの?」

 

となるのが「我が子の存在」である。

 

 

そりゃ祖父母の力やアドバイス、本やネットの情報はある。

 

 

本来、何とかできてしまう「本能」もあるだろう。

 

 

しかし、本能でできてしまうが故の「不安」

 

 

これが、我が子の誕生とともに親が抱くものの正体なのではなかろうか。

 

 

子供の成長が何よりも嬉しいのは、

 

 

少しずつその不安が取り除かれていくことに対する喜び

 

 

そう言っても良いのではないか。

 

 

 

 

覚えているだろうか

 

「初めての寝返り」の瞬間を。

 

 

今なら動画が残ってる人も多いのでは?

 

 

 

あの時のあの瞬間

 

 

あなたがあなたの子供を見つめていた時の気持ち

 

 

周りの一切のものが視界から消え、

 

目に映っていたのは必死で体をよじる我が子だけ。

 

 

自分が息をしていたのかどうかすら覚えてなどいないのでは?

 

 

身体を横に倒し、あのムクムクの足を持ち上げて交差させて倒し

 

肩を持ち上げて勢いよくうつ伏せになる。

 

 

でも腕が抜けない。

 

 

んんん!あと少し!

 

あと少し!

 

 

ほら!頑張れ!

 

 

 

そして次の瞬間、腕が抜け、完璧なうつ伏せになる。

 

 

その時のあの、我が子の顔

 

 

 

覚えてる?

 

 

自分でも何が起きたのかよく分かっていない、あの顔!

 

 

目はきょとんとし、口は涎でテカテカ光りながらの半開き

 

 

多分、あの時親は息を止めてたはず。

 

 

 

まさに「息を呑む」以外の何物でもなかった時間だろう。

 

 

 

できた!

 

できた!!

 

できた!!!!

 

 

 

あの瞬間、

 

喜びとともにその裏にある「もう他の子は寝返りができてるらしい」という、何とも言えない不安が吹っ飛ぶ感覚

 

 

手にしたのではないか?

 

 

 

我が子の成長というものは、

 

 

こうして100%でスタートした不安が少しずつ削ぎ落とされていくことなんじゃないかな。

 

 

 

 

でね

 

 

これは子育ての先輩として伝えておきたい。

 

 

 

 

その不安、絶対に消えることはないからね。

 

 

 

絶対に。

 

 

 

 

なんだろね

 

 

自分の人生とか、これからのことなんて

 

 

ある程度年齢がいくと不安なんてほぼなくなる

 

 

というか、「まあ、何とかなるっしょ」という感覚になるのに

 

 

なぜだろうか

 

 

我が子に対する不安は

 

 

どうしたって消えることはないんだ。

 

 

 

それは僕の両親を見ていてもよく分かる。

 

 

僕の健康診断の結果を伝えた時の安堵の感じ。

 

 

 

親ってものは自分が80歳を超えて、我が子がそろそろ50歳になるってときも

 

 

まだその不安をゼロにできてないんだって。

 

 

 

 

だからさ

 

 

もう諦めなって。

 

 

その不安は、消えないんだ。

 

 

どうせなくならないんだったら、顔を背けずに見てあげよう。

 

 

そしてしっかりと言語化して飲み込もう。

 

 

 

そしたら、きっと何かが変わるから。