松江塾高校部や川越BASEは
浦和高校を再現することを目標にしたい。
どういうことか。
知っている人は知っている有名な話だが
浦高生は基本、学校で自学をする。
今現在浦和高校に在籍している松江っ子は3名だが
その2人とも自学の本拠地は松江塾ではなく浦和高校である。
学校に行き、部活がある時は部活をし、そして終了後そのまま学校で勉強する。
こう書くと、多くの人達は「図書室」をイメージするだろう。
しかし浦和高校は、各教室が自学場所なのだ。
そう
毎日授業を受けているあの教室。
そこで各々、自分のやりたい勉強を粛々と行う。
中にはスマホゲームをやっている者などもいるようだが
それはそれ
自由。
限られた学力層の子達だけが醸し出す「自学すべし」という空気
その行動
それが寄せ集まり、相乗効果で広がる。
「この空間は自学すべきところだよ」
という環境を強く作り上げると
普通の足し算がおかしなことになる。
つまり
そこに2人の子が自学していると
1+1=2
見た目の人数はこうなる。
その時の「あー、自学集中できるわー」という感覚は
1+1=3
となる。
しかし、そこにもう1人が加わって自学をすると
1+1+1=3
見た目はこうだが、自学没頭感覚は
1+1+1=6
になる。
教室に入った瞬間、目に入る自学している友人の姿
仲が良いとかは関係なく
「あ、やってんな」
と認識するだけで「メラっ」と燃える。
焚き火などをイメージすると分かるはずだが
一度ついた火は必ず周りに広がる。
その火種が3個、4個と増えていけば
その焚き火が「大きな炎」になるまでの時間は短くなるのは容易に想像できるはずだ。
何もみんなで手を繋ぎ、炎を囲んでマイムマイムを踊る必要なんてない
ただただ自学に没頭
でも感じる仲間の存在
その一人一人が偏差値70オーバーの学力を持ち、強烈な志望を抱いているとしたら…
現在の松江塾高校部
在籍している高校の偏差値で言えば60以上の子達しか来ない。
残念ながら、偏差値60未満の高校に進学した子達の姿を見ることはほぼない。
たまーに来てても、スマホをいじったりしてることも目につくかな。
まあね
そもそも在籍生の90%以上が偏差値60以上の高校に進学していくから当たり前と言えば当たり前なんだけど。
そんな「偏差値60以上の子達が作り出す自学の空気」に満たされているのが松江塾高校部。
ここは3年間無料。全員指定席。
この空気感を川越BASEでも作る。
松江塾中学部で学んだわけではないので、
「え?知らんがな、勝手にやりなよ」
という、自学に一番必要な「全て自分ごとにすべし」という環境に慣れていない。
だから偏差値達を一段上げて「65以上」とした。
おそらくこうやって学力層を限定した塾や予備校、自学環境は存在しないはずなんだ。
経営的には絶対にデメリットしかないから。
だってそもそも偏差値65以上って
同年代の上位7%だけだから。
身長で言えば、
日本人男性の7%が180センチ以上
これとほぼ同じってこと。
例えば洋服屋さんで、
「身長180センチ以上じゃないと、入ることもお断り」
って書いてあるのと同じ。
笑
でもいいのだ。
というか、仕方ないんだよ。
相乗効果をもたらす自学環境
っていうのは、それだけ作り出すのが難しいってことだからね。