問題 1個60円の消しゴムと1個80円の鉛筆をあわせて40個買ったところ、消しゴムの代金が鉛筆の代金より300円高くなりました。このとき、消しゴムと鉛筆はそれぞれ何個買いましたか。
「ねえ、アレン。」
「何?エル。」
「なんかさ、この公園さ・・・やたらと消しゴムとか鉛筆が落ちてると思わない?昨日こんなに落ちてたっけ?」
「そういえばそうだね。しかもこれ、ほら全部新品じゃん!」
「本当だ!一本も削られてないし、消しゴムは全てビニールがまだ破られてない!」
「うわー!これ一体どれくらいあるんだろう。」
すると、目の前に消しゴムと同じ柄の服を着て、頭に鉛筆を何本も刺したおじさんが現れました。
「うぁ!エル!このおじさん、絶対にヤバい人だよ。逃げよう!」
「ああ、これこれ。逃げなくても良い。私はこの町の町内会長じゃ。今度のクリスマス会で君たちに配ろうと思っていた鉛筆と消しゴムを今朝この公園に全部落としてしまったんじゃ。悪いが全部拾ってくれないか?」
「え?いやだよ。面倒臭い。エル!行こう!」
「まって、アレン。そういえばこのおじさん、こんなキモい格好してるけど見たことあるよ。この前お母さんが回覧板渡してたし。」
「おお、エル。そうじゃそうじゃ。覚えててくれてたのか。助かったよ。そうじゃな。ただで拾ってくれとは言わんよ。消しゴムは一個につき60円あげよう。鉛筆は一個につき80円じゃ。二人で、どっちがどっちを拾うか決めて勝負してごらん!消しゴムと鉛筆、どちらが多いかは教えないが、合わせて40個あるというだけは教えておこう!」
「マジか!アレン!勝負だ!アレンは消しゴムを集めて!」
「おいおい、なんでエルが勝手に決めるんだよ。まあ、いいよ。どっちでも結局お金はもらえるわけだし。」
二人は時間が経つのも忘れて拾いまくりました。そして二人合わせて40個拾い集め、結局アレンが300円多くもらうことができました。
エルが集めた鉛筆、アレンが集めた消しゴム、それぞれ何個ずつでしたか?