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【中学受験の特殊算文章問題】ちょっとの工夫で一気に面白さが増すのに

 

例えばこんな問題

 

たかし君の歩く速さは分速70m、まさと君の歩く速さは分速50mです。2人が同じ場所を
出発して、2.4kmはなれた場所で折り返します。2人が出会うのは、出発した場所から何km
はなれたところですか。

 

まあ、特殊算と名前はついているが、単に距離と速さと時間の問題だ。

 

もちろんこの先にこれをもっと複雑にした問題があり、それがメインなんだけどね。

 

 

でもさ

 

こうやって文章に出されて、「どれどれ・・・」と意欲満々に考え始められる子は、もう大分慣れてしまった子達だけだ。

 

算数の文章題は、文章を読んで正しく理解して立式し、正しく計算することが求められる。

 

算数

 

と括られるが、実は前半部分が肝なんだ。

 

読んで、正しく理解する

 

これね。

 

これはモロに国語だ。

 

国語の文章題が弱い子は、もはや「何もできない」のでは?

 

苦痛でしかないんだろう。

 

 

それを「エルの物語」でぶち破る。

 

上記問題なら僕はこう書く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は日曜日。エルはママに言われてスーパーへ買い物に行きました。今1000円札をその右手に握りしめ、玄関を出たところです。すると後ろからパパがコソコソとついてきます。

 

「どうしたの?パパ」

 

「シーーー!!」ママにバレるだろ!そのまま静かに歩いて!」

 

「なんでママにバレたらダメなの笑。」

 

「ほら、パパは今お小遣いを止められてるだろ?だからその1000円で買い物したお釣りでお酒のおつまみを買おうと思って!」

 

「いやいやいや、それは自分が悪いんじゃん!」

 

エルはパパを振り切るために早歩きをしました。パパは最近太り気味なので、エルと同じ速さで歩けません。エルは分速70m、パパは分速50mの速さで歩きました。

 

「おーい!エル!まってよぉぉぉ」

 

だんだんとパパの声が小さくなっていきますが、エルは気にせずガンガン!歩きます。

 

どれくらい歩いたでしょう・・・

 

エルはふとパパがかわいそうになって振り返ると、遠くで豆粒みたいに見えるパパが、どうやらシクシク泣きながら歩いてくるのが見えます・・・。

 

エルは我慢ができなくなって、家から2.4キロ離れたところで引き返し、パパを迎えにいきました。

 

さてエルと泣きじゃくりながら歩くパパは家から何キロのところで出会えたでしょう。

 

 

 

 

こっちの方が楽しいし、国語の読解力も同時に磨かれると思うけど?