「ねえ、ママ!なんで部屋の中にピカチュウがいるの?」
「それがね、分からないのよ。朝起きたらいたのよ。」
「ええ?そうなの?てかさ、このピカチュウ、なんか大きくない?」
「確かに・・・。言われてみればそうね。大きいわね。」
「これさ、パパと同じくらいの大きさだし、どう見ても着ぐるみだよね。中にパパが入ってるんじゃない?」
「アチョ!!!」と、エルは思いっきりでかいピカチュウを蹴りました。
「うぐっ!」
でかいピカチュウから野太い男の人の声が聞こえました。
「ほら、ママ。やっぱりこれ中にパパが入ってるって!パパ!なんでピカチュウの中に入ってるの?」
「・・・・・ピッカチュウ!」
「いやいやいや、パパ!それいつものパパの声じゃん!バレてるって!」
「・・・・・ピッカチュウ!」
「パパ、何がしたいの?笑」
「・・・・・エルは999ポイント持ってるチュウ!パパ・・・いや、ピカチュウも999ポイント持ってるチュウ!」
「パパ、今自分のことパパって言ったよね笑。まあ、いいや、何かゲームをしようってことね?」
「そうチュウ!」
「ってかパパ、ピカチュウって最後にチュウって言うんだっけ?で?その999ポイントが何なの?」
「ではルールを説明するチュウ。今から交代でこのカードを引くチュウ!そして計算した数字を999から引いたり足したりして、数を小さくした方が勝ちチュウ!」
「なるほど!ん?数を小さくするのに、足すことってあるの?」
「ふふふ!それがこのゲームの面白いところチュウ!カードに書いてある計算の式は最初から見えてるチュウ!そのカードの裏に「+」と書いてあれば足す、「−」と書いてあったら引くチュウ!」
「うわ!それは面白そう!早速やろうよ!カードを並べよう!」
【 14×9 】 【 8×25 】 【 62×8 】 【 4×37 】
【 143×3 】 【 9×16 】 【 58×4 】
【 36×6 】 【 27×6 】 【 33×9 】
「じゃあ、パパから引くチュウ!【 8 × 25 】!よし!裏には【 − 】と書いてある!」
「今、パパってはっきり言ったよね笑。よし!【 】!やった!裏は【 − 】だ!」
「やるな、エル。2枚目だ!【 58 × 4 】!ぎゃ!裏は【 + 】だ!くそー!」
「もうすっかりピカチュウじゃないじゃん笑。よし!【 】だ!わわわ!裏が【 + 】だ!」
「さあ!最後だ!【 62 × 8 】だ!よっしゃ!裏は【 − 】だ!」
「むむむ!ピカチュウの着ぐるみ着た大人になんか負けたくない!じゃあ、
【 】だ!よし!裏は【 − 】だ!
3回戦を終え、エルは見事!パパ、いやピカチュウに勝ちました!
問題 エルがピカチュウ(パパ)に一番大きな差をつけて勝ったとすると、エルが3回戦を終えた時の数字はいくつでしょう。ただし、一度ひいたカードはもう引けないこととします。
(考え)
答え ( )
名前( )