【エル、さらわれた九九姉さんを助けに行く!】
「エル!!大変だ!大変なことが起きたよ!」
マモルが教室のドアを勢いよく開けて入ってきたのは3時間目が終わった休み時間の時でした。
「どうしたの、マモル。すごい汗じゃん。走ってきたの?ダメだよ廊下を走っちゃ」
「そんなこと言ってる場合じゃないんだよ!エル、九九姉さんがさらわれたんだって!」
「ええ?嘘でしょ?あんなハゲ散らかした先生をさらう人なんているの?」
「ね!驚くよね!それでね、エル。九九姉さんの机の上に、こんな紙があったんだって。」
マモルが一枚の紙をエルに渡しました。
【九九姉さんは預かった。返してもらいたければ「エル」という名前の子一人で学校の裏の公園に来い】
「ねえ、マモル・・・これさ、九九姉さんがこの公園にいるってことだよね?先生たちが探しに行けばいいだけじゃん」
「そうなんだけど、ほらうちの学校の先生たちって、ちょっと頭悪いじゃん?みんなで「じゃあ3組のエルに任せるしかない!」って言ってるんだよ。だからこの紙を預かったんだよ。」
「マジで?意味わかんないよ。でもまあ、どうせ休み時間まだあるし、暇だから行ってくるか!」
エルは教室を出ました。
すると廊下に3本の剣が置いてあって、その横に一枚の紙が置いてありました。
【九九姉さんを助けたければ、一番数字の大きくなる剣を持っていけ
- 73と64をかけて、その答えに49を足す。
- 91と48をかけて、その答えに85を足す。
- 365に、44と97をかけた数を足す。
間違えると九九姉さんは二度と戻ってこないぞ。】
「なんで裏の公園にいる九九姉さんを連れてくるだけなのに剣が必要なんだ?しかもこの剣、ダンボールじゃん笑」
エルは一番大きな数字になる剣を持って階段を降りました。するとそこには3個のヘルメットが置いてあり、また横に紙が一枚ありました。
【九九姉さんを助けたければ、3462との違いが最も大きくなるヘルメットをかぶっていけ。
- 61に79をかけて、その数に359を足す。
- 4564から28に16をかけた数を引く。
- 306に25をかけて、さらにそれに3をかけた数から17766を引く。
間違えると九九姉さんは二度と戻ってこないぞ。】
「今度はヘルメットか・・・。でもこれ、ただの登校帽じゃん・・・。」
エルはため息をつきながら正しいものを選んでかぶり、靴を履いて外に出ました。
「なんかさ、めっちゃ恥ずかしいんだけど・・。うわ、職員室から先生たちがみんな見てるし・・・。」
エルはそのまま歩いて学校の裏の公園に到着しました。すると・・・
「グハハハ、エル。待っていたぞ。今度こそ本気の勝負だ!」
そこにいたのは、頭がハゲ散らかしたクク姉さんでした。
「・・・やっぱり思ったとおりだ。もうなんでこんな面倒くさいことするかなぁ・・・。」
「さあ!エル!お前の剣とヘルメットに書いてある数字を足せ!その数字は私の頭のてっぺんにマジックで書いてある数字よりも82大きいぞ!さあ!さあさあさあ!私の頭に書いてある数字を当ててみろ!もし間違えたら、お前もハゲになるぞ!」
(考え)
答え( )
名前( )
エルはしっかり考えて答えを言いました。
「ぐぬぬぬ・・・正解だ!」
ボン!!!
その大きな音と共に、九九姉さんは牛になりました。
「あ!エル!おかえり!どうだった?クク姉さん助けられた?」
「ああ、マモル。クク姉さんね、牛になったよ」
「え?」