これは今日のエルの物語だ。
小3なら解けるはずだから。
【エルと九九ねえさん】
「ねえ、エル。今日から新しい先生が来るんだってさ」
エルの隣の席のタケシが言いました。
「え!そうなの!じゃあ、今までの竹田先生はどこに行ったの?」
「なんかね、私の友達が見たらしいんだけど、ろうかを歩いていた竹田先生、突然消えたんだって」
「えええ!こわっ!」
その時、ガラ!!!!と大きな音がして、女の先生が教室に入ってきました。
「おう、お前ら。私は九九だ。今日からお前らに勉強を叩き込んでやる!やる気のないやつ!頭が悪いやつ!どんどんハゲにするからそのつもりでいろ!」
「エル、あの先生やばくない?ハゲにするんだって!」
「タケシ、大丈夫だよ。本気でハゲにするなんてないよ笑」
「コラぁぁぁ!そこの二人!何喋ってるんだぁ!!!よーし、お前ら!早速1問目だ!なるべく速く解けよ!!遅いやつはハゲにするぞ!!!【65×47】を計算しろ!!!」
エルたちは一生懸命に計算しました。
「よし!そこまで!終わらなかったやつはハゲだ!」
終わらなかった3人がハゲになりました。
「やば!本当にハゲにするんだ!」
「おいタケシ!喋るなって言っただろう!お前の答えを言ってみろ!」
はい!「 ① 」です!
「正解だ!お前、やる気があるな!いいぞ!次!【951―168】を計算しろ!!」
エルたちは一生懸命に計算しました。
「よし!そこまで!終わらなかったやつはハゲだ!」
5人がハゲになりました。
「タケシ!もう一度お前だ!答えてみろ!」
「はい!「 ② 」です!」
「ちがーう!お前の言った答えは正しい答えよりも27小さい!間違ったな?よし!ハゲだ!
タケシはハゲになりました。
それを見たエルは小さな声で言いました。
「許せない・・・」と。
「ん?誰だ!今何か言った奴は!言いたいことがあるならはっきり言え!」
「許せない!!!そんなやり方はもう古いです!」と、エルははっきりと言いました。
「ほほう!エル、この私に歯向かうのか!よし!ではこの問題に答えてみろ!もし正解できたら私がハゲになる!だが間違えたらお前がハゲになる!いいか!」
「分かった!」
問題 タケシが最初に答えた数字①から2回目に答えた数字②を引き、さらにこの時間でハゲになった人数に、ホワイトボードに書いてある数字の中で「大きい方から3番目の数」と「小さい方から2番目の数」を足した数をかけた数字を引け!さあ!いくつになる?
(考え)
答え( )
名前( )
ホワイトボードの画像はこれね。

結局、最後の問題のところで「日本語」の理解ができないと答えに辿り着けないんだ。
これ、結局国語の問題だよね?