今日のエルの物語
時間内に正解に辿り着けた子は5人だけ。
結構むずかったかもしれないね。
でも解けちゃう子がいるんだから、不可能ではないよね。
今日から小4、5、6の本科の子達には送信することにした。
プレも本科扱いだからね。
さあ、解いてみよう!
【エルと徒競走の写真】
「ねえ、パパ。これ見てくれる?」
「おおエル。どうした。写真・・・か?」
「そう。これはこの前の運動会の徒競走の写真なんだけどさ。」
「どれどれ・・・、うわっ!なんだこのハゲたおじさんの頭!めっちゃ光ってるじゃんか!」
「ああ、それは教頭先生だよ。中途半端に禿げるのなら、全部剃った方がいいんだって!晴れてる日は太陽の光が反射してまぶしんだよ。」
「そうなのか。それにしてもすごい光りかただな。周りの先生たちがみんなサングラスかけてるのはそのためなんだね。」
「そうそう笑。まあ、それは良いとして、走ってる子達を見てよ。」
「お、おう・・・。これは徒競走のコースの遠く、真横から撮った写真だね。」
「そうなんだよ。この組は、マイク、太郎、あつし、サム、さとるの5人で走ったんだけど、太郎は1位じゃないけどサムには勝ったんだ。」
「太郎?太郎って幼稚園の頃に園長先生に毎日怒られてたあの太郎か?」
「そうそう笑。よく覚えてるね。ゴールした後、さとるの背中がどんどん遠くなった!!って叫んでたよ笑。
それでね、4位はサムだったんだ。どうしてもマイクに勝ちたいって言ってたから、ゴールした時めっちゃ喜んでたよ。」
「サムって言えば、あれか・・・。商店街の古着屋の息子さんか?」
「ああ、そうそう!そのサムだよ!それで、1位を本気で狙ってたさとるはあと一歩のところであつしに負けたんだって。手を伸ばせばゴールテープを最初に切ったあつしの背中に触れるくらいの差で負けたって。」
「あつし?その子は知らないな。さとるはあれだろ?いつも公園で暗くなるまでサッカーの練習してる子だよな。」
「そうそう!」
「で?この写真がどうかしたのか?」
「それがね、太郎とさとるが運動会の次の日喧嘩したんだよ。太郎が「自分とさとるの差はそんなになかった!」って言うもんだから、さとるが怒っちゃってね。」
「でもこれは流石に写真見れば分かるだろう・・・」
「そうなんだけど、二人がどうしてもどれだけ二人の距離が離れてたか知りたい!って言ってきたから調べてみようと思って。」
「ほほう。なるほど。でもこの写真しか手掛かりがないからな・・・。どれどれ、ちょっと定規を持ってきてくれ。」
「うん、パパ!わかった!」
「サンキュー、エル。この写真に写ってる朝礼台の高さは写真だと8ミリメートルか。本当の高さは80センチだから、写真の中のみんなの距離を測れば、本当の距離が分かるな!」
「なるほど!パパって頭良い!ただキモいだけじゃないんだね!」
問題 エルが写真の中の走ってる子達の長さを測りました。1位から5位までの距離は7センチ1ミリメートルでした。サムとさとるの差は5センチ8ミリメートル、1位から3位の長さは3センチ5ミリメートル、マイクとサムの差は9ミリメートルでした。では、さとると太郎の実際の差は何メートル何センチメートルですか。
答え( )
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