松江塾は勉強以外のことで保護者とやり取りすることがとても多い塾だ。
子育て指導塾と言っても良いだろうか。
だからか、かなり重い相談もある。
そして、その全てに僕は対応して行く。
僕の家庭ではないので、あくまでもアドバイス程度だし、
大部分は「吐き出した言語化」を受け止めるだけ。
母は強し
である。
吐き出した言語化の分、新たな気持ちと覚悟を取り込める
それが「母」というものだ。
その「新たな気持ち」が入るスペースのために
僕は言語化を受け止めるのだ。
そうやって新たな気持ちで頑張る親
その姿は見ずとも、子供の顔を見れば分かる。
ああ、頑張ったんだな、と。
そして
よくできました!
の気持ちで生徒を見る。
当の本人はそんな親の頑張りなど知りもせず、ケロッと憑き物が落ちたような顔をしている。
親は
縁の下の力持ち
それが報われる日なんて
報われたと実感する時なんて
まだまだずーっと先なのだ。