僕も二人の子を持つ親だから
その気持ちはよーく分かるよ
その中学や高校の合格が、我が子の歩む道の
階段
に見えちゃうんだよね。
そこに受かることが階段を確実に一歩上がった、みたいな感覚ね。
他の子よりも高い階段
他の子が届かない高さの階段
そこを上がれた我が子を思い描いちゃう。
もし落ちたら、その階段には届かず
より低い階段にしか上がれない。
一回でも踏み外したら、より高みを目指すことは不可能って思うんだろう。
分かるよー
分かる
ちょー分かる
でもね
もう何十年と生きてきて、流石に分かってるとは思うけど
人生って、次の階段はあるかどうかも分からんよね？
さらにこの時代だ。
自分が当時三段くらい上がって、
その時は全く階段を上がってなかった奴が
自分の目の前をエレベーターでスルスルスルー！と上がっていく
あるあるよね？
昔は「玉の輿」なんて言葉も今よりもっと聞こえたはずなんだ。
でも今は違うよね
起業
バズり
そんな言葉をよく聞くはずよね
確かにね「階段」はあるんだと思うよ。
でも階段って、下から見たらさ
上がったそこは平らなイメージあるじゃん？
でも実際は違うよね
ドロドロの沼地もあれば、一気に転落する穴や滑り台まである
結構厄介なところなのよ
でも、下から見上げてる時は分かんないもんね
あそこに上がれば何とかなる！
って希望を抱いちゃうよね？
ねえ
何であの開成高校４００人の卒業生から１１８人しか東大に現役で受からないんだろう
って考えたことない？
開成だよ？
現役医学部進学をそこに足しても、１４９人よ？
４００人中１４９人よ？
ほーらでた
その高校、見合う大学進学を手にできるのは
３人に１人説！
階段登ったら、次の階段を理想通りに上がれるのは
３人に１人だけ！
残りの２人は、想定外の道を進むんだ。
そっちの方が圧倒的に多いんだよ。
だから大事なのは
階段踏み外したらもう終わり
とか考えないことね。
必ず階段は上がれるわけで、大事なのはいつも「その先」だからね。
