松江塾の根幹だ。
生徒一人一人の個性に合わせない。
その子がどんな性格か、とか
そういうことは知りたくもない。
まあ、秒で分かるのだがスルーする。
とにかく、松江塾の指導にある「階段」を一段ずつ上がってもらう。
いや
上がりたければ上がれば?
というイメージで前に提示する。
背中は押さない。
前からも引っ張らない。
ただ、周りのみんなは上がってるけど?
と言う程度。
なぜそういうスタンスか。
それは
これから子供たちが生きていく世の中は一人一人に合わせてくれないから
である。
「AIにできるような仕事しかしたくないんですけど、僕を雇ってください」
とか
「午後からしか出勤したくない性格なんですけど」
とか
「人とコミュニケーションとるのが苦手なんですけど」
とか
そういう個々の事情を受け入れて「それでもあなたを雇いますよ」なんて組織は
余程に突き抜けた能力でもない限りはない
よね?
大人はそういう世の中の現実をよく分かっているはずだよね?
自分を組織や世の中に合わせていかないと
どこかでとても生きにくいことになってるよね?
というか、そうしないと得たいものが得られないよね?
それなのにどうして「うちの子に合わせて指導してください」ってなるんだろう。
僕には理解ができない。
誰かに合わせてもらった子
自分から合わせていった子
育った後に強いのはどっち?
「でも、そうしないとうちの子は伸びないから…」
と考えるのだろうが
それで伸びる力と、失う力
しっかりと考えてもらいたいんだ。