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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

英語は中途半端に勉強してきて「それは知ってる」と思ってる子が一番躓く

 

毎年、ゼロから英語を教えていて思うことだ。

 

どこかで何かしらの英語学習をしてきて、

 

「あー、それ知ってる」

 

というスタンスで取り組む子が

 

実際には一番躓いてしまう。

 

 

よくよく見ていると、「知っている」のは「聞いたことがある」「言ったことがある」ということであり、

 

その仕組みやルール、理屈を「理解している」というわけではないのだ。

 

莫大な反復練習により

 

「過去に経験がある」ということだけを根拠にしてしまうのだろう。

 

それは学習における柱の一つであることは間違いがない。

 

しかし、かなり初期段階で出てくる、

 

「机の上にあるあの納豆はあなたのものですか。」

 

なんていう文になると、

 

こういう「それ知ってる」系の子達は悉く躓いていくのだ。

 

見ての通り、使う単語は平易なものである。

 

「机の上」というのは「on the desk」というフレーズで頭に入っている。

 

さらに「あの納豆」も「that natto」、そしてあなたのものも「yours」と知っている。

 

しかし、ここから「不安」「迷い」がモゾッと出てくる。

 

この知ってるフレーズのパーツを、どう並べ替えたら良いんだろう…

 

という不安と迷いだ。

 

しかし、拠り所はまだある。

 

「on the desk」は大体、文の最後の方で見た記憶がある。

 

「ホンニャーハンニャーオンザデスク?」

 

とか、どこかで何回も言ったし、見たこともある。

 

さらにさらに

 

「Is that ○○」

 

という表現も何度も見た。言った。書いた。

 

よし!いける!

 

 

そして「これでどうだ!」と、一か八かみたいな気持ちで書く!

 

Is that natto yours on the desk?

 

なんて書いてしまう。

 

それに、実際にここまで書けるのならまだかなり頑張ってきたほうで、

 

ほとんどの「それ知ってる」系の子達なら

 

Is that your natto on the desk?

 

と書くだろう。

 

これら、文法的に間違いはない。

 

しかし、納豆英文法でゼロから学び始めた子達は絶対にこのミスを犯さない。

 

なぜなら

 

根本的に「主語」「動詞」という観点を日本語の時点で見落とさないからだ。

 

 

納豆英文法では、かなり最初の最初に

 

英文は日本文とは全く別物であり

 

基本的には「2種類」しかない、ということを何度も教わる。

 

そして、日本語を見た段階で「知ってる英語のフレーズ探し」に行かない。

 

まず僕らは日本人。

 

納豆をこよなく愛する日本人である。

 

ということは、極力思考と理解、試行錯誤は日本語で行ったほうが効率がよいし、間違いも不安も少なくなる。

 

納豆英文法の本質はそこにある。

 

英語を英語で考えるのではなく、英語を日本語で考えるのである。

 

昨今の英語教育は、「英語で教える」ということに焦点が当てられる。

 

オールイングリッシュの授業を売りにする私学も多い。

 

趣旨や目的は十分理解できるよ。

 

共通テストの変わりようを見ても、

 

いかに使える英語を身につけるか

 

 

ということだよね?

 

 

 

まるで母語のように

 

 

日本語だって、理由理屈を最初に学んだわけじゃないのに話せるでしょ?読めるでしょ?

 

だったら、そうやって同じように学んだら良いんじゃない?

 

 

という切り口ね。

 

 

でもその「母語と同じように」って…

 

 

何度も言うように、無理じゃない?

 

 

 

出てくる文を悉く「それ知ってる」にできるなら良いよ?

 

 

でも、見ている限り現実には無理。

 

 

そういう環境に幼少期からいた子達も来るけど

 

 

それにしたって「あれに似てる」というところを根拠にしてるのがよーく分かるミスをするから。

 

 

 

学習において一番大事なのは、

 

一段上がった時に、過去の学習内容に不安も取りこぼしもない状態になってること。

 

子供本人に「不安」「迷い」がないこと。

 

これなんだよね。

 

この不安、膨大な反復練習でなんとなく消えていくこともあるが、

 

だったら最初から無くせばよくないか?

 

納豆の豆と豆の間、その隙間はネバネバで埋めてしまえばよくないか?

 

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僕はそう思って、昨日も今日も授業をする。

 

 

あ、今日は日曜で授業はないのか。

 

 

でも、毎日和文英訳はあるけれど♫