松江塾では従来、中1になる1ヶ月前、つまり3月から英語学習をスタートさせていた。
もちろん、その前の小5、小6でも英語の授業はあったのだが、本格的な「文法」というよりは「英語に慣れる」という色が濃かった。
今の小4がやっているような授業ね。
今では小5、小6から納豆英文法をスタートさせることにしているが
今年の中1は中1になる前の3月からアルファベット。
今回納豆英文法動画をお配りしているまさにあの通りである。
アルファベットだけで4時間、納豆フォニックスだけで5時間
本当にリアルにそんなペースでゆっくりと。
しかし松江塾の中1は週に5回授業があるから
3月の最初の2週間でここまでを終える。
納豆フォニックスの授業を通過すると
まず大抵の子が英単語が怖くなくなる。
読めるから
である。
interview
この単語を
「インタレスティング」
と読む子
study
を
「ステューデント」
と読む子
apply
を
「アップル」
と読む子
つまり、こういう子達は単語を
「なんとなく前に見た形」
として捉える。
こういう学習感覚は文法問題にもしっかりと反映されて、
聞いたことがあるフレーズだけを頼りに文法問題を解く。
( ) he study English? 彼は英語を勉強しますか。
という穴埋め問題も、
過去に「Is he」というフレーズを見た聞いた覚えた記憶があるから
かなり確信を持って「is」と書く。
つまり、英単語にしろ文法にしろ
「なんでそうなるのか」を言語化して理解し、腑に落ちていない
のである。
でもね
これは多分、当たり前。
アルファベットを最初にやるでしょ?
その時に
先生「みんな小さい時にアルファベットの歌とかやったよねー。だから大体知ってるよね?」
生徒「知ってます!言えます!書けます!」
これで通過。
なんと勿体無いことか!
アルファベット大文字26文字
アルファベット小文字26文字
そこにどれだけの「腑に落ちる」とか「没頭する」とか「達成感」があるのか
分かってます?
って話。
これからずっと学んでいく英語
そこでは大文字小文字の52文字しか使わない。
その文字に対する理解と執着
その深さ
その解像度
そして、それをみんなで徹底的に語り、笑い、取り組む4時間!
「歌ってたから知ってるよね?書けるよね?」
で通過しちゃうのは、あまりにも残念。
もったいないんだよ。
そしてそこからの単語の登場
先生「じゃあ、簡単な単語を声に出して読んでいこー!みんなもう知ってる単語ばかりだからね!アッポゥ!」
生徒「アッポゥ!」
先生「いいねー。アップルじゃないよー。アッポゥだからね。よし!じゃあ次回、この20個の英単語をテストするからね!何度も書いて覚えよう!漢字だって何度も書いて覚えるでしょ?それと同じだよ。英語は単語が命だから、ここは根性で乗り越えよう!大丈夫!みんなできるよ!」
生徒「はーい!」
こんな感じだろうか…
松江塾は英単語のテストをほとんどしない。
やるのは
徹底した納豆フォニックスの習得
からの英単語を理屈と仕組みの理解で「読める」ようになる授業
今回の納豆英文法動画だと
英語を学び始めた子達が
remind
include
なんて知ってるわけがない。
それでも
意味が分かんなくても見たことなくても読めるようになる
そのための5時間
もちろん、僕の授業だからそのうち3時間はくだらない雑談♫
雑談で心と脳をほぐして、
やわやわになった脳みそに「核心」を入れる。
ここまでの9時間で、松江っ子達は
文字を愛し、単語の読みの理屈を完全に理解する
んだよ。
松江塾以外で学び始めた子達が
適当に文字を「もう知ってる」と通過し、
なんでそう読むのかを完全理解することなく「ローマ字読み」と「形」を根性で覚えたりしている2週間で、ね。
そしてそこから「英語嫌い」の本格的な製造が始まる。
先生「よし!単語の覚え方も身についたね!とにかく反復だ!ってことだよね!じゃあ、今日は英語の挨拶を学ぼう!こんにちは!って英語でなんて言う?」
生徒「ハロー!!」
こうやって、簡単な英語の挨拶を学び、そしてこれまたテスト。
挨拶ってさ
言ってみれば「スラング」よね?
文法的な要素は崩されまくって、みんなが定型的に言いやすいようになったもの。
日本語の「おはよう」と同じ。
この「おはよう」に形容詞「早い」は見えないよね?
そんな挨拶を、クソ真面目に読んで書いて覚えるんだ。
英文ってものがなんなのかを知る前に。
基礎や土台の前に崩したスラングを覚える。
むぅ…
恐怖でしかない笑
納豆英文法は、アルファベットと納豆フォニックスを終えたあと
「日本文と英文の違い」を日本語で徹底的に言語化する。
からの、いよいよ納豆英文法の刷り込みと定着が始まるんだ。
ここからは動画で見たほうが分かりやすいかもね。
あー、そうそう
納豆英文法を書籍化!というリクエストも来てるんだけど
授業動画を見た人なら分かると思うんだけど
あれは無理だよね笑
というか、書籍で僕の伝えたいものを再現することは無理じゃない?笑
だって、雑談ないと成立しないでしょ?
こうやって、徹底的に「英文を一度も書かずに英文とはなんなのかを理解し、怖さを取り除く」
これが納豆英文法の始まりの始まり。
怖いっていうのは、「得体の知れないもの」だから生まれる感情だよね?
でも、解像度クッキリで見えてしまえば
それはもう
怖くないんだ。
で、ようやく英文がスタート?
いや、まだまだ。
だって、まだ英文を書くルールが分かってないでしょ?
ちなみにここまでで授業は11コマ。
週二回くらいしか英語の授業がない塾なら1ヶ月半くらい?かな?
でも松江塾は2週間でここまで。
ほぼ毎日あるから、前回の授業を忘れることなく土台をガンガン作っていくんだ。
あの授業内容のまま、である。
ゆっくりなのに超速
簡単なことしかやらないのに理解完璧
納豆しか書いてないのに単語書ける
そんな感じでのんびり超速でガキゴキに土台固めて前に進む松江っ子達。
もっと多くの人たちに松江塾を経験してもらいたい。
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松江塾といえば納豆英文法!みたいな流れになってきてるけど、今は僕の英語よりAKRの数学の方が中3の模試の平均偏差値は高いんだ。
松江塾は、そういう塾のね。
癖強いけど笑