さて、感傷に浸るのは終わり。
ウルウルすることも終わり。
昨日見たエイメイについて書いていく。
仲良しの塾だからこそ、忖度せずにリアルに書く。
昨日見学させてもらったのは２教室。
まず最初は中2の自学風景。
２０人くらいいたかな。
教室の右後ろから５分ほど。
おそらく松江っ子レベルで自学できる子は１人。
で、数人が自学の入り口に立ったという感じ。
おそらくまだ長時間の自学経験が少なすぎるな、という印象だった。
爆裂という、松江塾独自のテスト前自学。
休み時間なしで、短くても２時間40分間の完全自学。
それを週５日
土日は朝の10時から夜の10時まで。
食事時以外は休み時間なし。
もちろん、個々にのんびりしたり少しぼーっとして休憩は入れてるが。
それを３週間。
そうやって長時間の自学練習を積むと
その子なりの勉強姿勢
というものが出来上がるんだ。
もう何百人も見てきた松江っ子自学モンスター達の勉強姿勢
それと重ねるようにして見ると、エイメイの子達はまだできてない感じがした。
正直、教室に最初に入った瞬間は
中1かと思った。
でも、その勉強姿勢を作ろうと仕組みが出来上がっているのは分かったし
先生達にもその意図は伝わってるし、
何よりも生徒達がそれを理解して取り組んでいることはすぐに分かった。
正直、５分も要らない。
１分で分かる。
残りの時間は、学年上位の子探しね。
今松江塾には学年トップ１０入りの子達が５０人くらいいて、その子達の自学を毎日見てるから
そのレベルの子達を見つけるのは簡単。
サッカーのコーチなら、プレーしてる姿を見なくても、その骨格や筋肉のつき方、立ち姿を見れば何となく分かるのと同じ。
しかも昨日は試合中のプレー姿を見たようなものだからね。
昨日見たあの子の周りにいた子達も、その子が発する空気で自然とギアが一段上がってたよね。
あの感じは松江塾と同じ。
席順なんかも意図的に作っていくと、もっと良い方向になっていくんだと思った。
次に見たのは中3の上位クラス。
入って数秒でその２人に気づいた。
モンスターが２人いる。
我関せずのモンスターと、私を見て！のモンスター。
松江塾の自学環境に加わっても、怯むのは最初の数分間だけで、あっという間に馴染むだろうね。
やはりこれまた座席のレイアウトを変えたりすると、周りがもっと良い影響を受けていくんだろーなと感じた。
モンスター予備軍の人数を考えると、あの集団は凄いことになるんじゃないかな。
次に、自学中の生徒達の先生の関係。
監督し、サポートする者と
監督され、サポートされる者
という関係がきっちり出来上がっていて、みんながそれを理解している感じ。
そして静寂感。
まず多くの塾があの領域まで行くのにとてつもなく苦労をするんだ。
生徒達のレベルによっては、
不可能
である。
でも、エイメイはそれがきっちりできていた。
もちろんエンジェルフォールもしっかりやれてたしね。
エンジェルフォールって？
塾によって違うけど、結果出してる塾には必ずあるんだよ。仕組みや先生の個性として、ね。
エイメイのエンジェルフォールは、エイメイにしかできない。でもそこはエイメイの十八番だしね。
そして、先生達のオーラ
これは意図的に作り出そうとも、消そうともしてない感じがした。
どういう役割でそこに立っているのか
それが明確化されてない感じ。
生徒の自学力を育てるには、授業中の言葉やその内容だけじゃなくて、
何もしてない時に発する存在感が生命線。
最終的にはそこにいなくても刷り込まれないといけない。
自分が今この瞬間、何のためにここにいるのか。
喋ってなくてもそこにいる生徒全員が感じるまで
無言の何か
を発する。
それができたら良いかなって思った。
この２年間くらい、エイメイの進化は凄い。
それは見てても聞いてても分かる。
あれだけの巨大塾になっても、「エイメイ」を隅の隅まで行き渡らせることを忘れない姿勢はほんとすごい。
先生達のエイメイ愛が強いのは十分伝わったよね。
きっとこれから先生達一人一人が「キャラ立ち」していく段階に入っていくと思うんだけど
そうなるとあの近辺で撤退していく塾が増えるんだろうな。
