寝起きに気持ちよく一杯の水を飲み
眼鏡をかける。
そのままバリスタのタンクに勢いよく朝一番の綺麗な水を入れる。
今日も一杯のコーヒーからスタートしよう。
そう思いながらタンクをバリスタにセットし、
スイッチを入れる。
コーヒー一杯分が出てくるボタンを押し、バリスタに背を向けて数歩歩く。
キッチン横の作業スペースにあるノートパソコンを起動させ
早速中間テストの点数をエクセルに入力開始。
時を同じくしてバリスタの勢いの良い機械音が鳴り響き
熱いコーヒーが出てくる音
程なくしてコーヒーの良い香りが鼻まで届く。
良い良い
いつもと同じ、さわやかな朝だ。
この香り
たまらない♫
油断すると集中しすぎてコーヒーのことを忘れそうになる自分を
おいおい、コーヒー冷めるぞ?
と呼び戻し、
作業を中断してバリスタの方を向く…
そこで白目に。
なんと
コーヒーカップをセットし忘れ、
バリスタの周りには茶色いコーヒーの湖が…
数ヶ月に一度やるこのミス。
どう考えても起きそうにないこのミス
しかし、なぜか定期的に起きる
慌てて近くにあったタオルを取り、
湖の上に置く。
みるみるタオルに吸い込まれていくコーヒー
そのタオルをこれから手洗いしなくてはならないことを考えながら
徐々に白目が元に戻っていく。
そしてタオルを手洗いし、
バリスタの下に今度はいつもよりも奥にキッチリとカップをセットし
しばし待つ。
そして今、そのコーヒーを飲みながらブログを書く真島
47歳男性
人生の折り返し地点だ。
せめてこのミスを年に一度くらいには減らしていきたい。