昨今の高校選びには「指定校推薦枠」が大きなウエイトを占める。
各大学の指定校推薦枠を合計し、
この高校で上から何番目にいれば、この大学に行けそうだ…
なんていう予想をして
さらに我が子のこれまでの勉強に対する熱意や行動を足し込んで…
しかしこれまで何人も見てきたよ
1学期の中間考査で、その目論見が消え去る子たちを。
「上から○○番目にいれば」
の○○番を大きく大きく下回るテスト結果。
もうどうにもならないことが一目で分かる苦手教科の存在。
そして1学期が終わり、通知表を見る
評定平均は10段階で6.2とか。
指定校推薦はね、その高校で上から○○番っていう基準で決まるものじゃない。
各大学から提示された条件をクリアーして、初めて出願ができるものなんだ。
上に書いた殆どの大学は
4.2
4.0
3.8
あたりの評定平均を求めてるんだよ?
「あら!じゃあ6.2なら余裕で大丈夫じゃない♫」
って思う?
んーとね、
評定は5段階評価ね。
10段階で出た評定を
2で割る
んだよ。
つまり、6.2の評定なら、3.1ってことね。
仮に1学期で3.1の評定平均を取ってしまったら
2学期に4.5の評定平均を取らないと3.8にならないよね?
じゃあ、二学期頑張れば!!!
っておもうじゃん?
でも、それが無理なんだよ。
高校の勉強は、それができるほど簡単じゃないし、量も少なくない。
さらに1学期で部活や生活リズム、人間関係なんかがある程度出来上がるでしょ?
時間のやりくりが大変になってるだろうし、
体力的にもギリギリ。
さらに、いろいろ楽しくなってもきてる。
その環境の中で、3.1の理解度だったものを補正して、さらに4.5を取れるだけの知識を上乗せするのは
ほぼ100%で無理!
なんだよね。
高校の勉強は、入学前にどれだけ大量に先取りできるかが重要なんだよ。
中学の勉強がどれだけできてるかはほぼ無関係。
中学でバスケやってた子が、高校ではサッカー部に入るようなイメージだから。
せめて使えるのは体力と体幹、筋力くらい?
だから高校入学前に徹底してサッカーボールに馴染まないといけないんだ。
その高校でサッカーをやるのは全員が初めて。
だからそれまでの部活での有利不利はない。
どう?
いかに入学前の先取りが大事か分かるよね?
高1の1学期で指定校推薦の道が絶たれるって、どんだけの絶望か…。
ね、だから今から頑張らないと。