昨日、ある生徒(中1)から中間テストの個票を見せてもらった。
その子の結果を見ながら、次に向けてどう頑張ったらいいかなー、なんて考えていたら
ふと、あるデータが目に飛び込んできた。
それは
英語の得点分布
である。
一般的に、定期テストの得点分布は
学校や教科によっても違うが、試験範囲がある定期テストの場合、大体こんな感じになる。
多少難易度が高いテストであれば
こんな感じ。
しかし、昨日見た個票には
リアルにこれ。
本当は得点区分ごとに棒グラフになってるんだけど、
0点〜20点の間が「23.5%」!!
約4人に1人が、20点以下!
50点以上取れている生徒は「28.8%」!!
つまり、約7割の生徒が50点以下!!!!
地域は明かさないが、いわゆる「文教地区」と呼ばれるところにある中学だ。通塾率も断トツで高いだろう。
他の科目では大体一般的な分布図になっているから、この学年だけ突出して学力が低いわけではないことは分かる。
テスト返却後に問題を見せてもらったのだが、
とてもとても中1の2学期中間テストとは思えない難易度と量であった。
これはこの子の学校に限ったことではなく、多かれ少なかれ似たような状況がどこの中学でも見られる。
教科書の難易度の上昇
文法事項の前倒し
英単語の難易度と分量の増加
小5から英語を学んでいるという前提ありきの授業
これらの波が折り重なって襲ってきてて、
その波を指導する側も把握しきれてないんだろう。
クラスの4人に1人が20点以下…
次の試験範囲には、代名詞や三単現も入ってくるはずだ…。
ふむ…。
なかなか考えさせられるものであった。
今日は、その子と次に向けて作戦会議をしようかな。