ある生徒からLINEがきた。
正直、松江っ子達の中では下位にいる生徒だ。
その子からのいきなりの
「夜遅くにすみません!変なことを言うかもしれませんが・・・」
そんな書き出しから始まる、その子にしてはいつもよりも長いLINEの文面
そこからは
これまでの反省と期末にかける思いが切々と書かれていたのだ。
具体的な目標順位もね。
やるじゃん
いいじゃんね
きっと家に帰ってからも、爆裂炎が鎮火することなく燃え上がったのだろう
その燃えたぎる思いを誰かにぶつけたい!
そう思ったその子はスマホを手に取り
LINEアプリを起動し、スクロールして僕のアイコンを探し出し、
溢れ出てくる熱い思いを文字に叩きつけて
僕に送ったのだ。
僕は一言
「頑張るぞ」
と返信
するとその子は
「もちろんです!期待していてください!」
と即レス。
だから僕もその気持ちに応えるべく
僕の気持ちを文字に叩きつけた。
松江っ子なら分かるはずだ。
僕からの返信は「2文字」であることが多い。
いろんなパターンの2文字がある。
「おけ」
「んだ」
「うぃ」
どれも見覚えがあるだろう。
しかし
昨日の返信はこのどれでもない。
うむ
である。
その子の気持ちを全て受け止めた「うむ」である。
さあ
頑張れよ
今の自分の位置なんて
何も関係がない。
それは過去の自分が出した結果に過ぎない。
これから君が出す結果は
今日の明日の明後日の自分の頑張りだ。