親が問う。
「悔しくないの?」
子は答える。
「別に悔しくないし」
親が問う。
「高校どうするの?」
子は答える。
「別にどこでもいい」
親が問う。
「このままだとヤバイよ?」
子は答える。
「別にどうでもよくね?」
はい、でた
こじらせ系男子中学生
親の言うことは響かない。
自分にとって気持ちの良い会話
自分にとって都合の良い会話
それは受け入れるが
自分が追い込まれる気配のする会話
自分にとって都合の悪い会話
これは受け入れない。
気配を感じた瞬間にレーダーで感知され、拒絶される。
現高1に「元こじらせ系男子」がいる。
中3で入塾。
学力は上位。
何なら、超上位も目指せる位置。
お姉ちゃんが松江っ子だから、お母さんからどういう子なのかも聞いていた。
こじらせ系男子の気配を感じたから
入塾後に面談。
こういう場合、面談の内容はお決まりパターンである。
「川高はもちろん、浦和も目指せるよ?」
「はあ・・・。」
「どうせなら上を目指したいと思わない?」
「いえ、別に思いません」
「だって、自分がどこまで上がれるか試してみたくない?」
「別に・・・」
「上位校なら難関大を目指す子たちが多いから、自分もその道を進める可能性、高いよ?」
「別に難関大は目指してません」」
「だって、将来いろいろお得だし、楽しいよ?」
「あまり魅力を感じません」
笑
どう?
こじらせてるでしょ・・・♪
こういう子は、大体幼少期からガチガチと勉強をさせられているパターンが多い。
特にお母さんの努力で。
その努力の中で、価値観の刷り込みも行われる。
しかし、その刷り込み
お母さんは子の将来を思うが故に、
ちょっとバランスを欠いたんだろうね。
要は、やり過ぎたってこと。
手を離すタイミングが遅かったんだよ。
学力はある程度高いが、親がウザくてウザくて仕方がない男子。
だから母親のウザい言葉は全てシャットアウト。
母親の望むことの真逆を望んでいるかのような発言。
まあ、子の甘えもあるんだけどね。
こじらせ系男子は、つまるところ、こじらせ系母親が原因。
真剣であるが故
子どもが大切だから故
だからこそのこじらせ系。
で、現高1のこじらせ君はどうなったか。
結果的に、北辰テストでは埼玉県一桁順位。
入塾後は全部学年一位。
断トツの成績で川高進学。
今も高校部の奥の部屋の一番奥の席で
固定されたように勉強している。
3年後は東大生として、いろいろとお手伝いをしてくれるはずだ♪
中学時代、彼に何が起きたのか。
単純な話だ。
僕がこじらせ系男子を矯正するときは
いつも同じ手法を使う。
歴代のこじらせ系男子は
みな須く劇的に改善した。
本人は矯正された、なんて自覚はないんだろうけどね笑
でも、初対面の時のこじらせっぷりを見ると
僕は嬉しくなるんだよね。
かわいいのさ♪