これ

最初はみんな楽しく始めるんだよ。
犬はdog!
フォニックスだって、ローマ字の知識を少し当てはめれば何とかなるし。
そして、挨拶に入る。
Good morning!
単なるオウム返しなんだけど
「英会話ができてる!」
みたいな気分になる。
ここもまだ楽しさを感じやすい。
そこから同じ感じで少しずつ英文を「覚えて」いく。
で、いつしか一番下に書いたような文になるわけだが…
もうその頃には単語の意味の繋ぎあわせで何となく意味が推測できる程度になる。
で、文法事項を問う問題と出会い、撃沈。
日本文に対応する英文を何度も言って覚える
この学習は、言語習得のメカニズムに似てるからタチが悪い。
正しい学び方
だと誤解されやすいと思うんだ。
日本人が日本語を何度も言ったり聞いたりして習得していくのなら大正解だ。
しかし
日本人が英語を何度も言ったり聞いたりして習得していくのはかなり無理がある。
そこに「変換」が起きる以上、その「変換ルール」の理解が不可欠だからだ。
今主流になってる英語学習は、その変換ルールを日本人が理解し、納得できるようになっていないのが問題なんだよ。
モロに「覚える」という立ち位置に立ってしまってるからね。
「単語を覚えないと何も始まらない」
という、誰しもが納得するお題目のところに「英文」まで入れちゃってるわけだ。
もちろん全てをしっかりと覚えていけば良いが
覚えの濃いものと薄いものがあると悲惨。
You are play soccer.
なんて文を書く子は
You are
が無意識で繋がってしまってるわけなのよ。
その繋がりの記憶が定着しちゃってるわけなのよ。
そういう子達がそうなる理由を考え続け
そして、納豆英文法が生まれたんだ。
日本人が英語を学ぶわけだから
日本人にとって一番馴染むやり方、一番理解しやすい学び方があるってことなのよ。