勉強って、最初ほど「大事な根幹」が伝えられるんだ。
サッカーで言うなら、「ボールを手で触ってはダメだよ」みたいなね。
勉強ができなくなる子達は、その成長過程で「人の話をしっかりと聞く」ということができなくなってるから
最初の「大事な根幹」を見事にスルーする。
そして気がついたら、何も分からずにフィールドの中にいて
ひたすらに「こっちにボールが来ませんように」と、試合終了まで不安の中で時間を過ごす。
「この問題、先生に当てられませんように」
と願いながら授業を聞く子たちのリアルな姿だろう。
そしてもう、どうにもならなくなって
誰かに助けを求める。
それが塾。
それが家庭教師。
なぜか自分がPKを蹴らなくてはいけない状況になって
「どうやって蹴ればいいんですか」
と聞いてくる感じだ。
だが、そこで「キーパーのいない方向に蹴りましょう」とか言われても
「蹴るってどうやればいいのですか?」
みたいなことになってるからね。
だから勉強ができなくなっている子達は助けを求めても大して上がることなく期限を迎えてしまう。
大逆転で合格!
なんて言うのは、本当はサッカーをよく知ってるけど、ずっとハーフタイムだと思ってトイレに篭ってた子が後半のラスト10分間だけ気がついて試合に出てるようなもんだからね。
だから、勉強ができなくなってる子がしっかりと復活するためには
最初の最初
一番大事な根幹からやり直すのが最も最短で復活する方法なんだと思う。