教室の前に立つでしょ
そして
生徒達の方を見る。
もうここ数年は、画面も見る。
何人か生徒がいれば、当然学力は違う。
それも僕は認識して前に立ち、生徒を見る。
学力の高い子、その次くらいの子、普通の子、低い子
そういう認識をしようと思えばいくらでもできる。
ただ、授業をやっていると学力の高い子たちばかりに目がいく。
そういう子達を肯定するから見るのではない。
その子達が僕を見ているから、見てしまうのだ。
画面の向こうでガン見してくれる子達
笑ってくれる子達
だから、見てしまうんだ。
学力の低い子達は、そこにいるのに、そこにいないように見える。
なぜか
こっちを見ていないからである。
前に立つ僕を意識の外に置くから、僕の意識からも外に出て行ってしまう。
僕もプロだから、なるべくそうならないように目を拾い、こっちを見るような空気を作る。
その間、学力の高い子達は何をやっているか。
待っていながら僕を見ている
のである。
こうやって、学力の差はついていく。
んで、大事なことは学力だけじゃないよって話。
人が話している時に、その人を見ないって
もはや人としていろんな場面で「排除」されていくってことを
もっとしっかりと伝えないと。
大切な我が子が、いろんな場面で「排除」されていくという現実
これほど辛いことはないではないか。
少なくとも家で親の目を見て話を聞いてない子は、確実に外でも聞いてない。
家庭なら排除されることはないが、一歩家の外に出たら、間違いなくいろんな場面で誰かの意識の中からは排除されてるからね。
それをしっかりと伝えたいところだ。
