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川越にある松江塾!代表真島による何でもブログ!

【扉の話】そもそもその世界はあなたの子供なんて待ってないし、知らないんだ

 

あなたには夢がある

 

あなた自身の夢と

 

子供を通した夢と

 

親になると、後者のほうがなんだか少し大きくなる

 

あなたが通ってきた道を

 

あなたが通れなかった道を

 

あなたはあなたの子供を通して見ている

 

分かるよね?

 

そうだよね?

 

 

その道の先にある世界

 

まるであなたはその世界があなたの子供のためにあり、あなたの子供が来るのを待っているような

 

そんな感覚になってはいないだろうか。

 

それは

 

我が子に対する期待

 

我が子なら!という信頼、確信

 

そういうものと結びつく

 

そうだね?

 

でもね

 

忘れちゃいけない

 

 

その世界は、あなたの子供を待ってなどいない

 

そもそも

 

あなたの子供のことなんて

 

1ミリだって知りもしない

 

 

 

 

なのだ。

 

 

その世界にはそこに通じる扉がある。

 

 

壁の向こうのその世界に繋がるその扉

 

 

その扉は壁の前に立っても見えない

 

近づいても見えない

 

 

ただ、そこに毎日立ち続け

 

コンコン

 

と壁を叩き続ける

 

それを毎日毎日毎日

 

毎週毎週毎週

 

毎月毎月毎月

 

毎年毎年毎年

 

するとね、その時が来るんだよ。

 

 

ギギ

 

って音がしてね

 

ほんの数センチだけ、かろうじてあなたの子供の小さくて細い指が引っかかるくらいの隙間がね

 

目の前に現れるんだ

 

 

でも、それだけ。

 

 

そこに扉はあって、

 

指が引っかかるだけ。

 

 

その世界がやってくれることは、たったそれだけなんだ。

 

ここまで、毎日毎週毎月毎年

 

 

コンコン

 

 

って叩き続けたのに、たったこれだけ?

 

 

ってと思うだろう。

 

 

でも、それだけなんだ。

 

 

そこからは、その隙間に指を入れ

 

足を踏ん張り、腰を落とし

 

息を止めて思いっきりその重い扉を開けないといけない

 

ギギ

 

ギギギ

 

とんでもない重さだ。

 

 

指の皮もむけ、骨まで痛い

 

 

膝から崩れ落ちそうだ

 

 

そして、それも毎日毎日毎日

 

 

毎週毎週毎週

 

毎月毎月毎月

 

毎年毎年毎年

 

 

1日休むと、その扉は3日前の隙間の幅に戻ってしまう。

 

指が入る隙間すら無くなったらもう何もできなくなる。

 

 

そういう世界

 

 

あなたは

 

 

あなたの子供を通して見ているのだ

 

 

 

もちろん、親にできることは後ろからそんな我が子の姿を見るだけ

 

その扉の50メートル後ろから。

 

いや、違うな

 

子供が成長するにつれ、その距離が遠くなっていく感じかな。

 

まだ一人じゃ何もできない時は

 

扉の前まで行って

 

「ほら、コンコンってやってごらん」

 

コンコン

 

その音が面白くて、親なんで2秒で失神できるほど可愛い笑顔で笑って

 

また

 

コンコン

 

その扉も、その先の世界も

 

こじ開けるためにいずれ指から血を流しながら頑張らなければいけないその扉を

 

何も知らずに

 

コンコン

 

って叩く我が子。

 

あなたはその全てを知っていて

 

幼い我が子の手を握って

 

 

「楽しい音だね🎵」

 

そう言って、明日も扉の前に我が子を連れてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って、その美しいところばかりが見えるね

 

 

でもね

 

 

なんで「夢」なの?

 

 

人が寝てる間にみるもの

 

それも夢

 

同じ言葉が使われているのはなぜ?

 

 

現実じゃない

 

 

ってことだよね?

 

 

 

そのレベルなんだ。

 

 

だから僕ら親は肝に銘じないといけない。

 

 

 

 

毎日頑張れないのなら

 

 

扉の前に立たせることは酷だ、と。

 

 

でも!

 

 

その夢を何とかして手にしたいのなら

 

 

 

そりゃね

 

 

もう一緒に扉の前に立ってやるしかないよね

 

 

 

夢にはいろんな種類があるね

 

 

幸いにして勉強は

 

 

 

かなりな時期まで一緒に扉の前に立てるんだ。

 

 

 

さあ

 

 

冬休みだ

 

 

今日も

 

 

 

コンコン

 

 

と扉を叩こう。

 

 

扉がその隙間を開いてくれるその日を夢見て。