かつて、子供二人をトップ進学校からトップの女子大に進学させた保護者の方がよく言っていた言葉だ。
「子育ては自分育て」
と。
二人ともとても勉強ができたことはもちろんだが、実に素直。
当時は僕もまだ若く、ゲラおとなし子も幼稚園くらいだったかな？
「なんて素晴らしい子育てをしている方なんだろう」
と、塾長と保護者と言うよりは、「弟子と師」のような感覚をもったものだ。
さて
この「子育ては自分育て」という言葉
よくよく噛み締めてみたい。
まずパッと想像できるのが、
新米パパ、新米ママとして、生まれて初めて自分が親になる
その時は何もわからず戸惑う。
しかし日々子供と向き合い、いろいろな状況の直面しながらも前に進んでいくことで
日増しに自信が持てるようになり、少々のことでは動じなくなる・・・。
これをもって「親として成長したんだ」と思う。
そんな感じだろうか。
うむ
正しい。
これが「子育ては自分育て」の核だと思う。
子供は一筋縄ではいかないし、どんどん「自我」「我欲」は増える。
それを把握し、コントロールする
どんどん親の耐性も強くなっていく。
うむうむ
ますます正しい。
ここまでは異論はないね？
ところがね、子供が小学校や中学校に入るとね
「業界」
がどんどん身近に溢れてくるようになるんだよ。
「学習」
「テスト」
「受験」
そんな言葉と共に、ね。
もうこれは「業界」の企業努力の賜物だよね。
事前に
ちょっとでも早く
ロスなく
安心して
合格
突破
サポート
質問
寄り添う
手厚く
そんな言葉を携えて、「子育ては自分育て」と自信を深めてきたパパやママ達の心の扉をノックするんだ。
「プロですから」
「安心ですよ」
「ご自身だけでやっていけますか？」
と笑顔で。
別にね、そういう提案に乗って、そういうツールを活用することは全く悪いことじゃない。
てか松江塾もそうだし笑
ただね
ここで題名に書いたことをようやく書けるんだけどもね
そういう選択をした瞬間に、「ああ、もう安心だ。お任せしよう・・」と考えると
その教育費は無駄になるし、せっかく「子育ては自分育て」と頑張ってきた子育ても
どこかで「歪み」を生むと思うんだ。
よく考えてね？
教育費は誰のために払うのか。
子供の学習に関するサポートをプロにお任せする費用
そう考えるのなら、その先にあるのは「失敗」だからね。
その教育費はね
「学習というものに対する我が子という生きた教材を親が買うため」
のお金だから。
そうだ
つまりその生きた教材によって、親自身が学び、成長するため
そのためのお金が「教育費」なんだ。
毎月３万？４万？中受なら５万かな？
そのお金を払い、勉強というものに対して頑張っている我が子をサポートする親自身のスキルをアップさせる。
そのお金を払い、勉強というものから逃げる我が子を叱咤激励する親自身のスキルをアップさせる。
そのお金を払い、挫けて地面に膝をついている我が子をそっと後ろから見つめる親自身のスキルをアップさせる。
そのためのお金こそ、教育費の正体だ。
つまり結局、どこまで行っても、子供が何歳になろうとも
子育ては自分育て
なのさ
自分の人生は、幼少期も青春時代も親になってからも
結局は自分が主役なんだってことを忘れちゃいけないし、
忘れちゃったら人生つまらないでしょ？
あなたの人生はあなたが主役
子育て中だって、子供を育てながら自分自身を育て、成長させなきゃね。
どうせ払うその教育費
そう考えたら、きっともっと頑張れるし、成長できると思うんだ。
子育ての先輩として言うよ
子供なんて、マジであっという間に大きくなっちゃうよ？
マジで。
真島、だけに笑
