偏差値
ブランド
見栄
競争
就職
収入
子育てにおいて付きまとう不安
それはそっくりそのまま期待でもある。
日本は爆速で人口減少ロードを突き進み
どうしたってこれからは海外にも視野を向けないといけない。
だからこその早期英語
ネット上にはすぐに見つかる異次元の浮きこぼれ達
知り合いは中学受験
いや
どんどん子供は成長し
どんどん周りの情報は増える
期待と不安は入り乱れながらも増し続け
そしてたどり着くんだ
正解がわからない
という脳内ぐちゃぐちゃ状態。
うん
一回ゆっくり落ち着こうか。
うんうん
立ち止まって。
まずね、一旦自分のこれまでをよく思い出してもらいたいんだ。
自分の生い立ち、育ち、経歴などなどを。
見てきたこと、聞いてきたこと、そして
体験してきたことを。
価値観も、かな。
そしたらね、それらは一旦冷蔵庫の、いや冷凍庫の中にしまっておこうか。
そろそろそうしないと腐っちゃうから。
とか
公務員で一生安定！
とか
そういうのは、冷凍庫に入れて凍らせておこう。
まずやるべきなのは
生まれてから今日まで、あなたがあなたの子供の何を見てきたのか。
それを思い出しながら今の我が子をよくよく見ること。
発言
動き
目線
着想
行動
応答
言語
全てを、だ。
僕はこれまで千人以上の生徒を指導してきて
そしてそれと同数の保護者の方を見てきた。
成功か失敗かはそれぞれの価値観だが
「あー、凄いな…」
と思う保護者の方は、まず間違いなく「今の我が子」をよく見ている人が多い。
逆に
「うーん…」
と思う保護者の方はほほ「我が子の将来の姿」を強く見つめている。
分かる？
前者の視線は
これだ。
視線の先には我が子だけ。
でも、後者の視線は
これなんだ。
我が子のその先の理想の姿を見てしまう。
すると、
この部分の差がどうしても見えてしまう。
当たり前じゃんね。
こうやって、我が子を「足りない」「届いてない」「このままでは」という視線で見ることは、
そっくりそのまま「親にそういう思いで見られている」ということだよね？
子供からしてみたら。
あなたが毎日北川景子と比較されて、旦那さんにあれこれ言われてたらどう？
「北川景子の目と違う」
「北川景子っぽいメイクにしたら？」
「そんなやる気じゃ北川景子になれないよ？」
「北川景子みたいに綺麗になったら人生お得だよ？」
とか。
そんなことを毎日毎日言われ続ける日常生活。
最悪だよね。
それよりも
「あ、今日の髪型かわいいね」
「その服、超似合ってる」
「目元のメイク、かわいいよー」
「やっぱりその笑顔が好きだなー」
とか
そう言われる毎日を過ごすほうが、多分色々やる気出るよね？
子供の反抗期の原因の一つはさ、
きっとこの
差の部分を言葉とか空気で毎日感じ続けたことへの反発だと思うんだ。
そりゃそーよね
って感じない？
親の期待や欲はわかるよ。
周りとの比較による劣等感や焦りも分かる。
でも
あなたがあなたであるように
我が子は我が子なんだ。
諦めろって言ってるわけじゃないからね？
我が子をしっかり見ていけば
必ずあなたの子供は自己肯定感を高め、そして自分で見つけてくる「そうしたい道」を力強く歩いていくんだから。
うん
本当に落ちて良かったと思う。
もし早慶に受かっていたら、早慶らしく強い就職をしたはずだから。
一流企業と言われる会社に、ね。
ほんと、落ちて良かった。
そんなプライドや自信がなかったからこそ、
今の自分がいるわけだから。
別に早慶落ちても両親に何も言われなかったし。
あ、そうそう
あなたの子供が反抗期なら
それはそれで喜んでよいよ
あなたの子供は自力でこの「差」の呪縛から距離を置こうと頑張ってるんだから。
あなたの「毒」に犯される前に、距離を置こうとしてるんだから。
だから、反抗期に悩むんじゃなくて
「さすが我が子！！」
と褒めてあげるくらいの気持ちでいたら良いと思うよ。
反抗期が重い子ほど、大人になったら親に感謝するとか、聞いたことあるでしょ？
あれはさ
そうやって親に感謝できるくらい大人になった自分に「余裕」があるってことだよね？
それって、
ちゃんと人生うまく進めてるってことだからね。
ここから自力で逃げた我が子
褒めてあげたいよね。
お父さん達、お母さん達
ネット上の浮きこぼれじゃなく、
我が子を見ようよ。
古い価値観にとらわれず、ね。
そしたらきっと、全て上手くいくんだから。
大丈夫！
頑張って！
