小学校に入り、まず躓くのが「算数の文章題」だ。
ここで躓いて、ずーっと文章題が嫌いな子は多い。
大人からすれば極めて当たり前の内容なのだが、
子供にとってはかなりハードルが高い。
「僕が飴を2個持っていて、お兄ちゃんが3個持っています。合わせて何個ですか?」
という問い。
これに対し
2+3=5
という式まで作り、答えを出す計算をする
できるようになってしまえば簡単だろうが
そうなるまでの遠い道のり…
でもね、この小1文章題は
座学で学ぶ前段階で「口頭」でできるようにしてしまえばいいと思うんだ。
「2個と3個だから合わせて5個だね。2と3を合わせるから、2+3だね。だから5個だね。」
指とか具体物を使いながら口頭で。
毎日、数を意識する場面って結構あるはずなんだ。
ご飯の時とかもね。
唐揚げの数とか
枝豆の数とか
遊んでいるミニカーの数とかね
そういう具体物を眼にしている時に、
合わせていくつ
違いはいくつ
そういう概念と式をセットで言葉にし続ける。
時間にすれば数秒だろうが
その薄皮一枚は確実に子供に染み込む。