君たちが生まれ、育ち、暮らし、そして死んでいくまで
実はめちゃくちゃいろんなことをしてくれて、いろんなものを与えてくれるのに
お金が1円もかからないものがある。
それは
「親」というサービスだ。
もし君たちの親が君たちにしてくれていることを
他の誰かに頼むとしたら、一体いくらかかるか
少し考えみてほしい。
昨日食べた夕飯
君が1人で生きているとして
あの食事を誰かに作ってもらって食べるなら
どこに行って、いくら払う必要があるのか。
君が昨日不貞腐れた態度で後部座席に座って車で送ってもらった時間と移動距離
あれを代わりに誰かにやってもらったとしたら?
タクシー代、バス代、
一体いくらかかるだろうか。
「親」というサービスはそんなてんこ盛りのサービスを
1円もお金を払うことなくやってくれる
あり得ないレベルのサービス
だと、考えたことはないか?
ないのなら今考え、自覚しなさい。
そんな大切な
そんな稀有な
そんなあり得ない存在
親
なぜ親は君たちに対価0円でそんなことをしてくれるのか。
大切だからである。
大事だからでから。
宝物だからである。
自分の命よりも大切だからである。
君たちの命と引き換えにできるのなら、君たちの親は1ミリの躊躇もなく
笑って死んでいく。
それが、君たちが今ムカついて仕方がない「親」というものなのである。
この世のどこに、自分のためならと笑顔で命を差し出す人間がいるだろうか。
いるんだよ。
「親」が。
1円も貰わずに朝から晩まで君たちのことを考え、行動し、そして君たちのためなら笑顔で命を差し出す存在
「親」
君たちの「親」
いいか
その「親」に
言わせてはならない言葉がある。
親が望んでその言葉を君たちにかけていると思うか?
親が望んで、君たちに与えた君たちの居場所を奪おうとする
そんな言葉を本心で言うと思うのか?
君達は、まずしっかりとこのことを考えるべきである。
そして
一歩でもいいから行動すべきなのである。
「僕の代わりに死んでくれる人がいれば僕の命は助かるそうなのです。」
そう聞いて食い気味に「じゃあ自分が死にます」と本気で言って死んでいく存在は
君にとって、
君の親以外に
この世界に一人もいないんだ。