人って、繰り返したことは必ず蓄積されていくじゃん。
良いことも悪いことも。
記憶や経験だけじゃなく、能力も。
僕は塾の先生だからさ、
生徒に勉強を教えるというサービスを提供して、その対価としてお金をいただいて生きてるわけよね。
教えれば教えるほど、その経験や能力は磨かれていくじゃん?
でさ、その対象として生徒がいるわけだよね?
生徒はさ、僕の能力が上がると同時にさ
教えられて分かる能力
が伸びていくわけよね?
自分で考えて悩んで調べて再チャレンジして分かる能力
じゃなくて、
教えられて分かる能力
を向上してるわけよね?
でもさ、東京一工医学部旧帝早慶とか
乗り越えていく子達が持っている能力って、なんだろうか…。
大学受験専門の先生達は、みんな同じことを言うんだよね。
「自学ができなきゃ話にならない」
って。
塾の現場で何が起きてるか。
先生は、教えて生徒が分かることで充実感や自己肯定感を高め、さらにその指導能力が上がっていく。
生徒は、教えられて分かることで成績が上がり、その代わりにお金と自分で考えたり悩んだり立ち止まったり閃いたりするチャンスを失っていく…
僕が授業をしなくなればなるほど生徒達の進学先はレベルアップしていって、
さらにどのレベルの高校に行っても上位に入る子が増えていくという現実。
最初は寂しかったけど、今なら言語化できるかも。
放ったらかしにされて自学をするしかない環境で学ぶと、
放ったらかしにされても自学をすることができる能力が蓄積されていくのではないか。
まさに最初の一行目に戻るんだよね。
人って、繰り返したことは必ず蓄積されていくじゃん。
こういうことだよね。