塾の先生は授業が売り物だと思っている。
授業こそ、自分の腕の見せ所だと思っている。
だから授業の流れを作り、板書を磨き上げ、完成品として徹底的に作り上げていく。
しかし
それは本当に生徒を伸ばしきるものなのだろうか。
売り物としてパーフェクトな授業を受けた子は
それはそれは満足感を得るだろう。
「次の授業も楽しみだな♫」
そうも思うだろうね。
難問や難しい単元をどう丁寧に分かりやすく解説するか、
塾の先生が心血を注いで考え抜いたその授業が、
大切な生徒から何を奪っていくのか
「ん?どーゆーこと?」
「は?なんじゃこりゃ…」
一度もそう思わないように組み立てられた授業は
生徒から能動的に考えたら悩んだりする機会を奪う。
間違いなく。