何のために我が子を塾に入れるのか。
そもそも朝から夕方まで学校という学びの場で勉強しているはずなのに。
先取りのため?
反復のため?
定着のため?
いろいろ目的や理由はあるだろうね。
でもね
そういうこと全てひっくるめても、今から書くことがしっかり随所に行き渡っているかを確認して欲しいんだ。
僕は塾の先生で、授業しかできないから授業を例に書くけれど
それ以外のいろんなことに応用できる考え方だと思うから、ぜひ自分のことに置き換えて読んで欲しい。
さて
授業って、生徒達にその単元の内容を伝達する場だね。
そうだね?
そうよね。
だから、まず真っ先にその単元の内容をしっかりと理解し、正確に伝える
これがゴールだと思う。
よね。
でもさ、その単元内容の説明って、教科書や参考書にそれこそもうこれでもか!ってくらい分かりやすく書いてあるよね?
頭の良いどこぞの教授達が何人も手を入れて。
それなのに理解が緩い子が出てしまうのはなぜか。
きっとその授業、一番大切な部分を忘れてるんだと思うんだ。
それはね
子供の脳みそを一緒に連れていく
これね。
ビジネスの世界ならきっと「お客さんの気持ちを一緒に連れて行く」ってことになるんだろう。
有能な営業マンとか、そういうことを上手くできそうだよね。
図式化すると
これ。
この黒い○が単元の内容ね。
僕の授業で言うなら、最初に
日付と題名
を書くんだけど、単元名を見た子達を、その単元名を見た瞬間にその内容がパッ!と思い出せるように連れて行く。
つまり
赤い「→」
の部分
これが授業の中でキッチリ行われているかどうか。
「まず覚えろ」
という指導ではなく
「じゃあ、なんでそうなだろうね」
と、その理由理屈を説明し、考えさせる授業
これがしっかりとその先生の言葉で常にあるかどうか。
これは昨日の中2国語授業。
させし君
という、サ変動詞「する」の未然形を覚えるためのキャラクター出したけど、
それにしてもなぜ「させし」なのかもしっかりと言語化。
こういう授業がちゃんと我が子に対してなされているか。
ただワークの反復
その管理
それって、犬に「お手」教えてるのと変わらないよね。
それって、本当に賢い子になるの?
ただ目の前の問題をパターン的に解いてるだけじゃない?
とまあ、ちょっと話が逸れたけど
塾選びの参考にしてもらえたら嬉しい。