自動採点アプリと格闘している。
人間の書く手書きの文字をどう識別し、判定するか。
これは文字である。
これは文字ではない。
これは「t」と書いてある。
それは「+」と書いてある。
これは「小文字のw」である。
これは「大文字のW」である。
この単語のスペルは正しい。
この単語のスペルは誤りだ。
この単語の並びは正しい。
この単語の並びは誤りだ。
What is that?
たったこれだけの文を認識し、識別し、判定するまでにめちゃくちゃたくさんの工程がある。
日頃当たり前にやっている丸つけも、AIにとっては本当に難しいことなんだと痛感する。
アルファベットなんて、たった52文字なのに。
まあ、大体許容範囲の精度までは作れたから良いのだがね。
さて
話は題名に寄せていく。
高校部の亜朗に自動採点アプリについて高校部でも使えるのでは?と提案したが
一瞬で却下された話は先日書いた。
亜朗曰く「自己採点こそ大事」と。
高校部のテストは基本的に自己採点と結果報告で成り立っている。
先生の業務の中で「採点」というのは結構なウエイトを占めるものだが、松江塾の高校部ではそれを生徒に任せているのだ。
なぜか。
まずここで2つのグループに分けられる。
正確に自己採点する者
と
正確に自己採点できない者
だ。
問題なのは後者。
単純に注意力や精度が低いケース
も
嘘をつく者
とに分けられる。
まず、「嘘をつく者」に関して
残念だがこの子達は大学で高度なことを学ぶ資格がない。
勉強は、己の脳内と向き合う作業だ。
問題に対して自分の脳内に知識や解法があれば解ける
なければ解けない。
だからその解法や知識を入れる。
これの繰り返しだ。
この過程の最初の段階で己に対して嘘をつくわけで
この子はもう100%伸びない。
仮に何かしらの強制力を持って伸ばしたとしても、
その子の本質は変わらないから、大学での学び
例えば課題とかレポート、テストで同じようなことを繰り返し留年、なんてことになる。
社会人になっても同じ。
「え?君○○大出てるんだよね?」
なんて言われ、失望される。
背負ってる大学の看板がでかいほど、その失望は大きいだろう。
学びの基本は、まず「できない自分」と素直に向き合うこと。
これができないと本当の意味での成長はないのだ。
松江塾の高校部は、そんな「本当の学びの基本」をとことん突き詰めた者たちによって運営されている。
一橋大学
東北大学
東京大学
東京科学大学
東京科学大の子はこの3月から加入。
みんな、学びの本質をしっかりと身につけてその位置に辿りついた勉強のエキスパートである。
さて
これを見てもらおう。

定期的に行われている高校部の英単語テストの結果レポートの一部である。
毎回、テスト結果の分析レポートが出る。
どの単語の正答率が高いのか、低いのか
そういうのはもちろん、ここの生徒のランキングや伸び率なども。
この辺り、銀行の仕事でコンサル的なこともやっていた経験が活きている。
ただ、そこに「自己採点の嘘」があるのか、ないのか。
それはその生徒にしか分からない。
本当は半分しかできてないのに、満点と報告することも可能だからね。
ただ、高校部は「自己採点の大切さ」を日頃から説く。
淡々と。
そしてそれを受け入れ、きっちりとやる者だけが上がっていく。
そういうことなのである。
それが、難関大学受験というものなのである。
「先生!どうかうちの子を東大に!」
なんて親の熱意はほぼ無意味なのだ。